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四月九日

聞いていた話と違う。僕は楽だと言われたからボランティア部に入ったはずだ。なのに……土曜日に活動があるだって!?なんてブラック部活だ。しかも篠田は来ていない。というか僕と先輩1人(部長)しか来ていない。


部長が僕に向かって喋る。

「みんな気まぐれだからねえ。君ひとりでも来てくれたことが嬉しいよ」

本当に嬉しそうだ。

「特別に私のとびっきりの秘密を教えてあげる。誰にも言わないでね☆」

先輩かわいいなあ。橘さんという存在がなかったら、恋に落ちていてもおかしくない。


「私、超能力者なんだ」

耳元で、小さい声で、(多分)ドヤ顔で言った。この人は何を言っているんだ。きっと、かわいいから甘やかされて育ったんだろう。変なこと言ってもかわいいとしか言われないのだろう。呆れた。もう帰る。


新しい部活でも探そうか。

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