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経年進化しない方法

 よくあると思われる学園ラブコメです。

 あまり新しくない題材を取り上げていきたいと思います。

 最近、教室に差し込む日の光が日に日に強くなっているのを感じる。去年も同じ感覚を得たのだが、学年が上がる事に馴れても、季節を感じる心は何時でも新鮮に思えるから不思議だ。

 新鮮に思えるだけで、別に気持ちいいとかは思わないけど。それどころか僕の名前が五十音順で言えば後ろも後ろの方なので、窓際に配置されているから、眩しいと眠れない為ムカつく。でもまぁ、学徒の未来は「眩しくて見えない」のが世の常だって言う人もいる訳だし、どうでも良いんだけど。

新年度も始まりひと月も経った事だしそろそろ席替えも行われる事だろう。そうしたら目が悪いアピールをして、真の意味でひっそり暮らせる一番前の窓際を手に入れればいいのだ。また窓際になっちゃうのかよ。いや、実際窓際って最高。ドアが遠いので教室に誰が入ってきても挨拶しないでやり過ごせるし、廊下で騒ぎまくるキチガイ達の声も遠くなるのでなお良い。差し込む眩しい日差しよりも周りに配置された物知らぬ若者たちの方が面倒で嫌いなので窓際の方が良い。これ常識。

 まぁ文句を出そうとしたら、どこでも文句が出る僕だからきっとどこだって同じなのだろうけど。

「吉田、お前聞いているか? 私の授業」

「そりゃもう」

 ぼんやりとどうでも良い事を考えていたら、前から教科担当が僕に話しかけてきた。条件反射で声が出たものの何も聞いて無かった。黒板の前では腕組みをした教師がこちらを睨んでいる。

 何故教師と言う人種はイケてない人間を集中攻撃するのを好むのだろうか。事あるごとに「なぁ吉田」「そうだろ吉田」などと、授業の中でいらない笑いどころを作ろうとするか理解不能だ。まぁ僕の事好きなのかもしれないが、僕が卒業したら半年もしない内に忘れられてしまうんだから、無関心な生徒には声を掛けてほしくないものだ。そういうのはリア充を相手にやってほしい。ほら、僕だとクスクス笑いも起きない訳だし。

 というか僕の所為じゃないんだからクラスの人間も「また吉田かよ……」とか言う顔をしないでほしい。いや、ホントになんなんだろうね。どうでもいいけど。

「そうか、じゃあ教科書の続きを読め」

「あ、その前にいいすかね」

「なんだ?」

「この授業ってなんの授業ですかね?」

 授業開始20分。そういえばカバンから教科書も出してなかった事に気付いた。

 そりゃ怒るわ。


ありがとうございます。

なんだかいろいろなラノベの低品質の模造品って感じです。

これから文章が上手くなればいいなと思います。

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