チーム【ツキアケ】初戦は貴族チームと(実戦)
少々遅れましたが貴族チーム【バルゴ】と主人公属性チーム【ツキアケ】の一方的な戦いをお楽しみください
三日経ち、決闘または訓練の日がやってきた
『準備万端だね』
「でも、油断しないで全力全開でいこう」
宿をでて大通りを歩く
端の方を歩いていたのだが
ドンッと相手からぶつかってきた
「いてぇなぁ、腕痛めちまったちょっとこ「癒やしを」へ?」
簡易回復魔法を使い回復させた
「では、もう用はありませんね。失礼します。先を急いでいるので、チーム【バルゴ】の さん」
「なっ、…」
男が何か言っているが無視して先を急ぐ
以降、何事もなくたどり着いた
「ず、ずいぶんと早かったな!」
坊ちゃんがなんかこっちに来た。しかもかなり驚いてる
「?私達が遅れると思ってたんですか?」
すると、坊ちゃんが慌てたように
「い、いや。ぼ、僕が何かしたとでも?」
「【バルゴ】のメンバー、一人足りませんけど?」
「え?!あぁ、あいつなら買い出しに行かせたんだ」
「そうですか、まぁいいでしょう。お互い正々堂々、全力を尽くしましょう」
「あ、あぁそうだな」
とりあえず握手しそうな所で坊ちゃんの手首をつかみ
手のひらをニーナに見せる
「魔法陣、アコギな事をしますね」
「い、いやこれは、ちょっと消し忘れていただけで」
「以降正々堂々やりましょう。お金なんて、無粋な物は使わずにね」
坊ちゃんは苦笑いを浮かべた後、小さく、くそっ、と言った
訓練場はまるでコロッセオのようだった
互いのチームが端と端で対峙する
中央でだいたい六十歳位のおじいさん(それでも歴戦をくぐり抜けた勇者って感じだ)
「皆よく、このような訓練(といえない戦い)を見にきてくれた。なお、この戦いは、この辺り一帯を守護する水精ファーレンが正式な決闘と認め、一切の不正など無いものとする」
あちらさんがざわざわしてる
もしかして
連絡がきてない?
さっき見た格好で、兜をかぶった坊ちゃんが
「き、聞いて無いぞ?!そんな事…大方そっちので「そんなわけがありません。通達は精霊様自らが行い。二方に確かに伝えたと、ここに我々ギルドの主要な人物の署名とともに証明書を書いていただきました」な…そんなバカな…」
なんで、こんなはずじゃ、みたいな顔してんだろうね
あ、聞いてないふりするつもりだったな
でも、そんなこともギルドは、想定済みのようだ
ま、ふりしたくなるのもわかるけどね
妨害しまくってたし
「私が、あの扉を閉めたら、それを合図としてくれ」
「皆、正々堂々、全力をつくしてくれたまえ」
パタンと閉まった瞬間
「ブースト!」
「風壁!!」
強化された空気の壁が私達と彼らを区切る
後は、私が頑張るだけかな
sidechange
どうなっているんだ
あいつの向こう側に誰一人行けやしない
ローブかと思えば
突然コウモリみたいな翼に変わりやがった
切ってる奴も水を切ってるように、スカスカ振ってるだけになってるし
かと言ってタックルすれば、ダボダボに太ったトロールみたいに弾きやがる
魔法も触れた瞬間方向をあさっての方へ向きやがる
何発か、こっちへ来やがった
なにやってやがる
相手はたった二人なんだぞ
バタッ
まただ。また前衛の一人が倒れやがった
まだ、3分位しか経ってねぇんだぞ
くそっ、頭がガンガンしやがる
ほんとにどうなってやがる
sideend
さて、前衛はほぼ瓦解
中後衛は原因不明の頭痛と疲労困憊で戦闘なんて状況なんかじゃない
もう誰もが、決着がついているだろう。と、考えているでしょう
しかし、私は甘くないよ
やるなら、やると決めたなら
全力全壊が基本ですよ
では、逝かせていただきます
雹雨爆散-ひょううばくさん-
「降れ!!」
小さな氷の粒が彼らの頭上にバラバラ降ってくる
あられに混じって降るのは雹だ
降り続くあられに混じった雹は
何とか、片足をついていた残りの前衛の意識を刈り取り
中後衛は防ぐ間もなく腕や足に当たり戦意そのものを奪う
あられ自体に威力はそれほどないが
雹は加速の魔法つきの物理攻撃である
頭に当たれば気絶確定で、腕や足に当たれば骨折確定なのだ
やがて、立っているのが坊ちゃんだけになる
風壁を解除させる
途端に、強風が坊ちゃんの辺りを中心に吹き込む
これが彼らが倒れたり疲労困憊になっていた理由
酸欠、つまり超低気圧状態だった
たったそれだけである
その中で激しい運動や呼吸を多用する動作を行えばどうなるか
それがこのザマである
そして、トドメをさします
『「アナタの本来の実力はF1ふたりに負ける。この程度だったんですよ。」』
「嘘だ。はったりだ。こんな事あってたまるか。」
ついに膝をつき何事かつぶやき始める
『A3なら、本当に幻獸と戦った事があったのなら、こんなはずにはならなかったでしょうね』
ニーナが一撃を決め坊ちゃんが沈む
こうしてF1対A3の戦いはF1の完封勝利で終わった
主人公は鬼畜ではなく本編の言葉道理試したのです
主人公はレベルを上げられるだけ上げて、準備万端でボスに挑むタイプです
雑魚は基本全潰しです
鬼畜属性持ちの主人公がでている作品
魔導師は平凡を望む
主人公が自分で言ってます
自身の目で確認してください