閑話究極生物妹
ぶっちゃけ手抜きました
目を開く、そこは私が眠る前に見た景色と変わらないような気がした。でも、なんとなくわかった。ここに私がいた痕跡が、もう残っていないことが
この部屋は、もう何年も使われていない
私の記憶の中にあったのは誰かしら私が、寂しがらないように居てくれた。そんな優しい記憶だった
カプセルの中にいた私の視界には、もう誰もいないだだっ広い伽藍堂の部屋だった
いつの間にかカプセルのガラスに寄りかかっていた私は、立ち上がり天井にタッチしてカプセルのガラス壁を解除してもう一度部屋を見回した。
私の記憶にないものがあった
姿見である
私は近づいて自分の姿を見た
腰まで届く銀髪これはいい、最後に見た自分の姿だ
問題は着ている服と髪の毛以外だ。
服はローブの下はつま先から指先まで覆う黒いタイツだし
身長も155位まで伸びているし体つきも出ている所は出ていてひっこむ所はひっこんでいた
顔なんかに至っては右赤目の左蒼目でめちゃくちゃ美人顔です
いったん自分の姿を見るのを止めてデスクの上にあった本を読む
書いてあったのは兄の日記だった
日記の中身は私に関してだった
私が、何故こうなったのかが書かれていた
結論から言えば私は究極生物なるものになったらしい
私ニーナ・エンデルクを素体をして竜、魔族、神族を融合させたらしい
竜鱗だけ再現できなかったらしく、代わりに作られたのがこの真っ黒なマントとタイツもどきの竜衣だ
因みにこの状態がデフォルトで私のイメージによって変化するようになっている
確認済みだ
また神族の白い翼と魔族の黒い翼も出せた
あと魔法も使える、しかも竜衣で調整もできる
竜衣様々である
ただし今は私が知っている時代から千年も経っていた
つまり私を知る人は誰一人いないのだ
私は泣いた
泣きやんだ私は、外に行くことにした
それが兄の望みだからだ
私自身外にでるのはこれが初めてだったりする
ワクワクしながら外に出た
わかったことはひとつ
ここ、どこ?
拝啓兄様早くも私はメゲそうです