第5話
「ごめんなさい。あの、みた方が早いと思いますので見せます」
そう言ってスマホの画面を見せられた
:やほー!お隣さん
:さくらちゃん、押し間違えには気をつけてね
:うちの子がごめんなさい
「えっ!これって」
「ごめんなさあああい!!!なんか、さっき変なところ押しちゃって、」
「さくらちゃんってあの花御桜ちゃんなの?!!」
:え?
:そっち?
:切り忘れの方は
「えっ?そっち?あと私のこと知ってるの?」
:さくらちゃんが困惑してる
:めずらし
:押されてますねえ
「あの、配信しちゃってて、あおちゃんのこと」
「あっ!いつから?自己紹介のところも?」
「それは大丈夫!あのピッて行ったところからだから」
「なら、全然いいよ〜桜ちゃんだし」
「本当!!ありがとう!!」
:よかったね!
:本当に気をつけてね
;お隣さんあおちゃんって言うんだね
「あの、桜ちゃん?私、実は桜ちゃんの大ファンで結構古参なの!だから、すごく嬉しい!」
「えっ?そうなの?知らなかった!あおちゃん私を推してくれるの?!!!」
「うん!大好き!」
「えっ、うれししいい!じゃあ、私があおちゃん語ってるところ見られちゃってるってことじゃん!」
「あっ!じゃあ、私がお隣さんなのか、」
:お隣さん!
:古参なんだ!
:へえ、お隣さんかわいい
「桜ちゃんが私について語っててくれたってことなんだ!嬉しいし大好き」
「きゃあ、恥ずかしい!」
:てえてえ
:てえてえだな
:よかったね
「ちょっと恥ずかしいので、配信終わります」
「また、桜の咲く頃に会えたらいいね、じゃ、おつさくー」
:なんか、雑
:じゃ
:おつさくー
「おつさくー」
:なんか混じってる
:お隣さんも言ってる
:かわいい
_配信は終了しました
「本当にごめんなさい」
「全然大丈夫!桜ちゃんに会えてすごく嬉しいから」
「それって、本当なの?!」
「うん!そうだよ、私桜ちゃんのことずっと大好きだから」
「うう!あおちゃん好きいい!」