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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
Episode Denor(デノール)
85/131

〜9話€忘却の恩恵~

合流して駅に入ったシンジ達4人は無事に新幹線へと乗り込もうとしていた


シンジ「いろいろと危なかったが、これで作戦成功だな!」


シホ「まだよ!ちゃんと向こうの国家にたどり着いて、それでようやく作戦成功でしょ!」


ゲンブ「ゼニスさんはどうなったんだろうか…」


リカコ「ゲンブくん、きっと大丈夫よ」


ゲンブ「リカコさん…そうだよな、これで作戦は上手くいったんだもんな!」


アルドロン「そこにいたか、コンドウ・リカコさん?」


リカコ「え?」


ルギン「ニードルケージ!」


ホームにいたシンジ、ゲンブ、シホの3人とリカコの間にいくつもの巨大な棘の柱が重なった檻が出現した


アルドロン「よくやったぞルギン」


シンジ「リカコさん!!」


シホ「なんでこんな正確に場所が…」


アルドロン「通信室、目標を見つけた。場所の報告助かった」


シホ(場所の報告…アルドロンはリカコさんを名指ししてきた…今リカコさんだけが身につけている物…まさか!!)


アルドロン「情報通信室…防衛軍の全ての情報が集まる場所…そんな場所に裏切り者がいては困るだろ?」


シホ「やられたわ…私はもういらないから家に置いてきたけど…今日も勤務をしていたリカコさんは持っているはず…通信室のカードキーを…」


シンジ「どうゆうことだシホ!」


シホ「おそらくカードキーに内蔵されてるチップから通信室に場所が送られる仕組みだの思う…」


ゲンブ「このっ!このっ!このっ!なんで壊れないんだ!!」


ルギン「能力でできた物を拳1つで破壊できてたまるものですか」


ゲンブ「くそ…」


アルドロン「ここで一般人を殺してしまっては国民の支持を得られないのでな、大人しく我々の方へ来てもらおうか」


シンジ「こんなところで終わっちまうのかよ…」


シホ「ミネトは先に新幹線に乗せてしまったわよ…」


シンジ「最悪ミネトだけでも…」


ゲンブ「いや、シンジとシホちゃんはこのまま新幹線に乗ってくれ…」


シホ「ゲンブくん、あなたまさか!」


リカコ「ダメよ!ゲンブくんもシンジさんとシホさんと一緒に乗るのよ!」


ゲンブ「リカコさん!俺はあなたを見捨てることは出来ない!一緒に逃げ切るって言っただろ!!」


アルドロン「ゴチャゴチャうるさいぞ!早くこっちに来い!!」


車掌「まもなくフェイブル国家経由スプーン国家行きエウライナー発車します」


トゥルルルルルルルー!!


ゲンブ「時間だ!早く乗り込めシンジ!!」


シホ「どうするのシンジ!!」


ゲンブ「くそっ!!早く乗れ!!」


シンジ「おい何する!ゲンブ!」


ゲンブは力ずくでシンジとシホを新幹線に乗せた


アルドロン「あいつらこの女を置き去りにするつもりか!?ルギン!アイツらを殺れ!」


ルギン「了解!!」


ルギンはシンジ達に向かうためリカコが囚われていた檻を消失させた


リカコ「今やるしかない!能力発揮!!」


ゲンブ「リカコさん!まさか!!」


ゲンブはリカコの能力を試し打ちしてる時のことを思いだした


ゲンブ『なるほど…これまでの試し打ちから分かることはリカコさんの能力は1日2回の回数制限と自分に対しては発揮できないこと、そして能力によって妨害が可能ってことかな』


リカコ『え!最後の聞いてない!』


ゲンブ『だってさっきリカコさんは俺に自分の目を見て話せるようになるって言いましたよね?』


リカコ『言った!あー!!ゲンブくん私の目見てない!!』


ゲンブ『つまり俺の干渉断絶によって防げるってことです!』


リカコ『えー何それつまんなーい』


ゲンブ『これも1つの実験ですので』


リカコ『じゃあ私が世界のみんなから忘れられるって言ってもゲンブくんだけ覚えててくれるってことね?』


ゲンブ『怖いこと言わないでくださいよ、仮に俺が能力使ってなかったら本当にみんなから忘れられるんですよ!!』


リカコ『ふふ、分かったわ』


ゲンブはこのセリフを思い出し、慌てて能力を使おうとした


ゲンブ「能力発揮!干渉だ…」


リカコ「ダメよ!ゲンブくん!!」


ゲンブ「リカコさん…」


リカコ「せっかくここまで上手くいったんだから、あともう少しなんだから!」


ゲンブ「嫌だ…俺は絶対に…」


リカコ「ありがとね…能力発揮!数秒前からの記憶と私に関しての記憶を軍の人達から消して!!」


ゲンブ「ダメだ!リカコさーん!!」


リカコ「ゲンブくん…私はあなたのことが大好きだったよ…」


リカコの能力が周囲に広がった


ゲンブ「あれ、なんで俺泣いてるんだ…てか何してたんだっけ?」


シンジ「おいゲンブ!ドア閉まるぞ!!」


ゲンブ「あ、やべっ!!」


ゲンブは慌てて新幹線に乗り込んだ


アルドロン「我々は帰国後なぜこんな場所に来ているんだ…」


ルギン「ゼニスが暴れていたからでは?」


アルドロン「そうだったか?まぁ良い…基地に戻るぞ」


ホームから立ち去るアルドロンとルギンの横ではシンジらの姿が新幹線の窓に映る


シホ「ところで私達どうやってここまで来たんだっけ?」


シンジ「そんなんどうでも良いだろ?ほら!駅を出るぞ!!」


無事に新幹線は出発した

ホームにいるアルドロンとルギンは何事も無かったかのように駅を後にした

そしてリカコはその場から姿を消していた

この作戦の成功は…誰からも忘れ去られた1人の能力による忘却の恩恵がもたらした結果であった・・・

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