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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
Episode Denor(デノール)
84/131

〜8話€世界を見るネズミ~

シンジは予定通りシホとミネトが待つ家に向かい、ゲンブとリカコは駅に向かっていた


ゲンブ「よし!シンジは上手くやったみたいだ!今家に向かっているらしい!」


リカコ「そうですか!良かったー!」


ゲンブ「あとは駅で合流するだけですね!」


リカコ「このまま何も起こらなければ良いのですが…」


ゲンブ「リカコさん、もし敵が襲ってきたら必ず後ろに下がってくださいね?」


リカコ「私も戦える能力だったら一緒に戦うことが出来たんですが…」


ゲンブ「仕方ないです、回数制限もある上に自分自身には能力の影響が無いんですから」


リカコ「ゲンブくんに言われて能力の試し打ちをしといて本当に良かったわ」


ゲンブ「自分の能力を知ることは大切なことですからね」


リカコ「でも私自身に能力が使えない分には皆さんに迷惑がかかることは無いので、あとは回数制限があるのが厳しいぐらいですかね」


ゲンブ「とにかく、リカコさんは自分でここしかないと思うタイミングで使ってくださいね」


リカコ「はい!私はシンジさんやゲンブくんをサポートします!」


ゲンブ「絶対に守ってみせますよ!」


ライディーク「あれ?あなた防衛軍の兵士じゃないですか?」


ゲンブ「!?」


ザクソン「はぁ?こんな所に俺ら以外の兵士がいるわけないだろ?」


ライディーク「そうだけどよ…」


ザクソン「俺らは今度の作戦に必要な物資を調達するために来てんだぞ?それ以外の要件で基地の外での活動は今日の朝礼では聞いていないぞ?」


ライディーク「じゃああの2人はなんだって言うんだよ!」


ザクソン「だからそんなわけ…ライディーク、基地に連絡だ…」


ライディーク「え?連絡?なんて言えば?」


ザクソン「もういい!もしもし情報通信室か!ザクソンだ!街中に兵士を確認!脱走者だ!場所は中央駅前!」


ゲンブ「ちっ余計なことを」


ライディーク「街中で能力を使うのは禁止されてるよな?どうやって捕まえるんだ?」


ザクソン「今そんなことを言ってる場合か!?やるしかないだろ!今は俺らしかいないんだ!ゴーストアタック!」


ゲンブ「干渉断絶!」


ライディーク「ランススティンガー!」


ゲンブ「干渉断絶!」


ザクソン「いつまで耐えられるか見物だな!」


ライディーク「攻めろ攻めろー!!」


人通りも多い駅前の広場でザクソンとライディークがゲンブとリカコに向けて能力を乱発し始めた

ゲンブは器用に全ての攻撃を防いでいくが気の枯渇が徐々に迫ってくる


ゲンブ(くそっまだシンジ達は来ないのか…)


ライディーク「そろそろ終わりか!?」


ザクソン「よし!ライディーク!同時に打つぞ!」


ライディーク「よっしゃ!任せろ!!」


ザクソン「ゴーストアタック!」


ライディーク「ランススティンガー!」


ゲンブ「干渉…能力が出ない!?」


ザクソン&ライディーク「もらったぁ!!」


ゲンブ「くそっリカコさん!!」


リカコ「ゲンブくん!?」


ゲンブはリカコに覆いかぶさり攻撃から守ろうとした


ゼニス「おうおう~お熱いね~結晶化!!」


ザクソン「なっゼニスさん!?」


ライディーク「俺たちの能力が一瞬で…」


ザクソン「何のつもりですか!その人たちは脱走兵ですよ!!」


ゼニス「俺にはそんなことは関係ないねぇ」


ゲンブ「どうゆうつもりだ?」


ゼニス「そんなことより灰色はどこ行ったんだよ?」


ゲンブ「シンジは今家に戻って家族を連れて来ているところだ」


ゼニス「なるほどな…なら力を貸せ、この2人ぐらいならここで殺れる!」


ゲンブ「ダメだ俺は今気を枯渇している…」


リカコ「ゲンブくんの気はもう回復しているわよ」


ゲンブ「いや、そんな早くは…リカコさん!まさか!!」


ゲンブが振り返るとリカコのコアがベージュ色に光っていた


ゼニス「おもしれぇ能力だな、とりあえずこれでお前も戦えるようになったんだろ?あの2人を殺ってとっとと合流しやがれ!」


ゲンブ「言われずともそうさせてもらう!」


ザクソン「くそ!状況が変わった!早急に応援を呼ばなくてはだな…本部に連絡を」


ゼニス「結晶化!」


ザクソン「なっ!こんな精密に!?」


ゲンブ(この人はちゃんと能力の訓練をしている…真面目に王座を取ろうとしている証なのか…それにシンジは気づいてたってことなのか…)


ゼニス「そこの女!灰色と連絡取ってあとどのくらいで来るのか聞け!」


リカコ「は、はい!!」


ゲンブ(状況判断と正確な指示…この人は…)


ザクソン「ライディーク!とりあえず攻撃しまくれ!そのうち帰国した部隊の誰かが異変に気づいて来てくれるはずだ!」


ライディーク「それまでこいつらを足止めしとけば良いってことだな!」


ゼニス「黒色!出番だ!」


ゲンブ「俺は黒色ではない!ゲンブだ!干渉断絶!」


ザクソン「とりあえずはこれで良い…攻撃し続ければ奴らはこの場から逃げれない…」


ライディーク「うらうらうらー!!」


ゲンブ「無意味な攻撃をなぜこんなに打ってくるのだ」


ゼニス「大方、攻撃してればお前が逃げられないとでも思っているのだろう」


ゲンブ「だがそれはその通りなのでは…」


リカコ「シンジさん達はあと5分ほどで着くそうです!!」


ゼニス「よっしゃ5分なら後は俺の仕事だな、どけゲンブ…」


ゲンブ「なっ!おい!!」


ゼニス「結晶天下…発動!」


ザクソン「何をしたんだ…」


ライディーク「おいザクソン!あいつこっちに近づいてくるぞ!」


ザクソン「いやそれより…なぜあいつに攻撃が届いていないんだ…」


ゼニス「俺の前方に来る攻撃は全て結晶化される…これが結晶天下、これが今の俺の全力だ!!」


ゲンブ「強い…これだけの能力をこの短期間で使えるようになるにはよっぽど特訓しなければ無理だ…やはりこの人は真面目に王座を…」


ゼニス「おいゲンブ?まさか俺が良いやつだと思ってないだろうな!?この後しっかりお前らは俺の仲間になってもらうからな!?」


ゲンブ「なっそんなこと聞いてないぞ!!」


ゼニス「だからお前らは死ぬんじゃねぇぞ」


ゲンブ「え…」


リカコ「ゲンブさん!シンジさん達が来ました!!」


ゲンブ「・・・よし!乗り込むぞ!!」


ゼニス「とりあえずこれで俺の仕事は果たしたな…」


ザクソン「このやろー!!」


ゼニス「結晶化…」


ザクソンとライディークは結晶となり、動けなくなった


ゼニス「あーあ、良い仲間見つけたと思ったんだけどなぁ」


???「余計なことをしてくれたみたいだな?ゼニスよ」


背後から誰かの声が聞こえたゼニスは後ろを振り返った


ゼニス「貴様!!」


ブシュ!!


ゼニス「ぐはっ……」


ゼニスの背後から棘が体を貫通した


アルドロン「よくやったルギン」


ゼニス「ルギン…お前…お前はもっと…賢いやつだと思ってたんだがな…」


ルギン「それは見当違い、私はとても残忍で忠実ですよ?」


アルドロン「ハッハッハ!とりあえずルギン、お前への疑いは無かったことにしてやろう…だがまた何か疑いがあればその時は…」


ルギン「分かっていますよアルドロンさん、私はあなたに対抗するつもりはありません」


ゼニス「くっそ…そうゆうことかよ…」


アルドロン「それでゼニスよ、脱走した兵士はどこにいる?」


ゼニス「なぜそのことを…」


アルドロン「国家侵攻から帰国した後にチラチラと感じたのだよ…灰色の気をな」


ゼニス「本当に厄介だな…灰色の気ってのは…」


アルドロン「やはり貴様誰かを庇っているな、俺の座を影から狙う1匹ネズミが珍しいもんだな」


ゼニス「ネズミねぇ…あいつに比べたら俺はそのぐらい小さいことしか見えていなかったのかもな…」


アルドロン「もういい、ルギン」


ルギン「はい…」


ブシュ!!


ゼニス「結局俺はネズミのまま終わっちまったわけか…だがあいつに出会えて…灰色に出会えたおかげで…俺は世界を見るネズミになれたかな・・・」


ゼニスは笑みを浮かべて息を引き取った


アルドロン「さて…どうしたものか…」


ルギン「まずはこの2人に話を聞いたら良いかと」


ルギンは結晶化していたザクソンとライディークに傷をつけないように棘を使って結晶から解放した


アルドロン「ほぉ…その洗練された能力捌きはやはり侮れぬな?ルギンよ」


ルギン「国家を攻めるなら当然です、このぐらい他の幹部でも出来ますよ」


アルドロン「まぁ良いだろう…お前らは脱走した兵士がどこに行ったか知らないか?」


ザクソン「知ってます!駅の中に行きました!」


ライディーク「兵士1人と情報通信室の職員が1人いました!」


アルドロン「通信室の職員だと?なら見つけるのは簡単だな…」


ゼニスの協力もあり、シンジ達4人は駅で合流することができた

しかし、アルドロンとルギンの手によってゼニスは殺されてしまった


そして通信室のリカコがいることを知ったアルドロンは不敵な笑みを浮かべていた

その真相は・・・

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