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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
Episode Denor(デノール)
83/131

〜7話€作戦決行~

作戦決行の1週間の3日目がやってきた

しかし、国家侵攻の対象がフェイブル国家であることがリカコから伝えられ、自分らが目的地としていた場所だったため、シンジとゲンブは迷った結果、この日は逃げるシュミレーションだけすることにした


シンジ「昼食時間のこの隙を突いて…」


ゲンブ「一気に正門まで走る!」


シンジ「よしっ!いけるな!!」


ゲンブ「問題はリカコさんが俺達と同じ速さでは走れないってとこだな…」


シンジ「そこはリカコさんの能力の出番なんじゃないか?」


ゲンブ「馬鹿言え、そんなことにリカコさんの能力を使わせるか!」


シンジ「あー回数制限があるんだっけ?」


ゲンブ「そうだ!強力な能力だからか、リカコさんの能力は1日2回までしか使えないみたいなんだ」


シンジ「もしピンチな時はリカコさんの能力に助けられることになりそうだな」


ゲンブ「だからそれまではなるべく能力を使わせないように俺らが動かないとだな」


シンジ「シホは作戦決行が決まれば、昼食の時に連絡して駅で合流する予定にしてあるからたぶん大丈夫だろう」


ゲンブ「やはり勝負の分かれ目はリカコさんの合流のようだな」


シンジ「頼むぞゲンブ~」


ゲンブ「俺とお前の行動は一緒なんだからお前も手伝え!」


シンジ「いって!分かってるって~」


こうして3日目も終わり、4日目はいつも通りの業務をこなしたシンジは家に帰ってシホと話をしていた


シンジ「残るチャンスも残り2日だ、ギリギリになるとミスが出る可能性もあるからおそらく明日が決行日になるだろう」


シホ「えぇ、私もそのつもりで準備しとくわ」


シンジ「頼む。よぉ!ミネト!何やってんだ?」


ミネト「ん、パパ何か言った?ちょっと待ってね、今集中してるから」


シンジ「おぉ!人の話が耳に入らないぐらい集中しているのか!素晴らしい集中力!さすが俺とシホの子だな!」


シホ「ちょっと!あなたがそうゆうこと言うからミネトがゲームばっかしちゃうんじゃないの!」


シンジ「まぁまぁ、子供のうちはやりたいことやらせてやれって」


シホ「それでも勉強を…」


シンジ「だってよ…いつ死んじまうか分からないんだぜ…」


シホ「シンジ…無事に逃げ切りましょうね…」


シンジ「あぁ、必ず3人で…いや、5人で逃げ切ってやる!!」


シホ「明日は頼むわよ」


シンジ「任せろ!」


ミネト「なになに!パパ明日何かするの?」


シンジ「ミネト?パパはな、明日すごい大変な仕事をしなきゃいけないんだ。でもその仕事にはミネトの協力も必要なんだ」


ミネト「え!僕の協力!!」


シンジ「そうだ、だからママの言うことをちゃんと聞いてくれ…頼んだぞ」


ミネト「分かった!!ママ!何かお手伝いするよ!何でも言って!!」


家族のほのぼのとした会話の裏には明日の作戦決行を決心した夫婦の決意を感じる


そしてその日は来た

いつも通りに、順調に、迅速に、丁寧に

シンジとゲンブはリカコと現状を報告しながら着々と準備を進めていった


シンジとゲンブは必要な物を身につけ、リカコも情報通信室を抜け出す機会を伺っていた


シンジ「今回の国家侵攻の対象はプラット国家、デノールから1番離れた場所ならワープの能力を使うのも負担がかかるはずだ」


ゲンブ「あぁ、これはもう今日しかないな」


リカコ「国家侵攻部隊がプラット国家に到着したのを確認しました」


シンジ「今しかない!リカコさん!来てください!!」


リカコ「はい!!ではロビーで合流しましょう!!」


シンジ「よし!ゲンブ!ロビーに向かうぞ!そこでリカコさんと合流して、そのまま駅に向かう!!」


ゲンブ「よし、急ごう!!」


シンジ「シホか!急ですまないが昼食の時より今だと判断した!」


シホ「言ったでしょ、私はいつでも準備できてるわ。気をつけてね」


シンジ「おうよ!また連絡する!」


シホ「ミネト?今パパだったんだけど…」


ミネト「僕もいつでも準備できてるよ!!」


シホ「ふふ、良い子ね…あなたは必ずママが守るわ」


ミネト「大丈夫だよママ!僕だってやる時はやるんだ!」


シホ「頼んだわよ、小さな隊員君?」


シンジ「よし!ロビーに着いたぞ!リカコさんが来れば後は基地を出るだけだ!」


ゲンブ「何十回も作戦を練ってシュミレーションしてきたんだ、きっと上手くいくさ!」


リカコ「2人とも!お待たせしましたー!」


ゲンブ「よし!あとはロビーを・・・」


シンジ「ん?どうしたんだゲンブ?」


ゲンブ「シンジ…まずいことになった…」


リカコ「あなたは!!」


シンジ「ん?誰なんだ?」


ゲンブ「アルドロンの影でもう1人の男が国家の王座を狙っているという噂があった…」


リカコ「1期生にしてアルドロンさんのライバルだった…」


???「いやいや~まさか俺以外にもアルドロンに牙を剥こうとする兵士がいるとはな」


リカコ「ゼニスさん…」


ゼニス「勤務中の防衛軍兵士2人と情報通信室の人がロビーに集まって何か焦ってるこの状況…普通に考えて怪しいよな?」


ゲンブ「くそ…」


リカコ「せっかくみんなで作戦を立てたのに…」


シンジ「2人ともまだ終わってないぞ、そう簡単に諦めるな…」


ゼニス「おいおいお前ら何か勘違いしてないか?俺は別にお前らのことを報告しようとは思っていない」


シンジ「ほらな?俺らのこと報告しないってよ!」


ゲンブ「シンジお前は黙っとけ。ゼニスさん、あなたの目的は何ですか?」


ゼニス「んー別にこのままお前らを見守るのも面白ぇけど…そうだ、お前ら俺の仲間にならないか?」


ゲンブ「なんだと?」


ゼニス「お前らが何をしようとしてるかは知らないが、アルドロンに隠れて何かをしようとしているのは確かだろ?」


ゲンブ「仲間になったらその後は何をするつもりなんだ?」


ゼニス「それはお互い触れられたくない部分だろ?仲間になると決めてくれてから教えるさ」


ゲンブ「こいつなかなかキレるやつだな」


リカコ「こんなことをしている間にも時間は無駄に過ぎていきます、この人は無視して先を急ぎましょう!」


ゲンブ「そうですね…すまないがその誘いは断らせ…」


ゼニス「結晶化!!」


ゲンブ「干渉断絶!!」


ゼニス「うわぁお前黒色かよ~」


ゼニスのコアは水色に光り、突然距離を詰めて能力を使ってきた


シンジ「このまま基地を出るぞ!ゲンブ!耐えてくれよ!!」


ゲンブ「任せろ!リカコさん!シンジに着いて行ってください!」


リカコ「は、はい!!」


ゼニス「ちっこれだから能力勝負は嫌いなんだ…」


ゲンブ「また来る!干渉断絶!!」


ゼニス「バカが!!誰が能力を使うって言ったよ!!」


ゲンブ「ぐはっ……」


リカコ「ゲンブくん!!」


シンジ「ゲンブ!!」


ゲンブ「くそ…」


ゼニス「ほら早く逃げろ!お前らにもやろうとしてることがあるんだろ?」


シンジ「しょうがねぇなぁ、ここは俺が戦うしかないな!」


ゲンブ「シンジ!」


シンジ「ゲンブ、リカコさん、2人は先に駅に向かってくれ」


リカコ「でも!!」


シンジ「大丈夫だよリカコさん、俺もシホとミネトが待ってる。必ず駅で合流するから」


リカコ「それでも…」


ゲンブ「分かった、また後でなシンジ。駅で待ってるからな」


リカコ「ゲンブくん?」


ゲンブ「大丈夫だよリカコさん、あいつは必ず来る。さぁ行こう」


ゼニス「さっきの兵士は黒色だった、お前はいったい何色だ?アルドロンに歯向かうぐらいだからそれ相応の…なっなんだと!?」


シンジ「へ~あんたもそうゆう反応するのかぁ。そんなにこの灰色のコアって特別なのか?」


ゼニス「くそ!舐めやがって!結晶化!」


シンジ「判断の真打」


ゼニス「なっ!?ぐはっ……」


シンジ「これ、さっきのゲンブの分な」


ゼニス「貴様…灰色の気を持ちながらなぜそんなコソコソと動いている…」


シンジ「なぜって…俺は平和が良いんだ!誰とも争いたくないし、世界で争いも起きて欲しくないんだ」


ゼニス「大きいな…」


シンジ「じゃあ俺は先に行くぞ?」


ゼニス「お互い目的を果たせるよう祈っているぞ」


シンジ「おう!お互い頑張ろうな!」


ゼニスは走り去っていくシンジを見ながら口元を緩ませた


ゼニス「俺もあんぐらい大きく物事を見ていかなくてはだな…」


戦線では順調にプラット国家を侵略していた


ルギン「アルドロンさん、これでこの国も侵攻完了ですね」


アルドロン「いや、まだだ。お前ら、二度と我々に刃向かえないように完膚無きまで滅ぼせ」


ルギン「なっ!?おいこれ以上は!!」


ガイアール「了解だぜ!爆発ホーミング!」


ザラン「打ちこぼしたやつは俺らに任せろ!!行くぞメディック!」


メディック「おうよ!」


ガイアールが放ったミサイルは逃げるプラット国家の国民達を追って爆発していく

逃げ延びた人達も無惨に惨殺される光景が広がっていた


ルギン「なんなんだこれは…」


アルドロン「ルギン、お前は強い。しかし、まだ戦場で本気を出していないな?」


ルギン「・・・」


アルドロン「まぁ今はそれでも良い、だがこの先必ずお前の力が必要となる時が来る。その時はしっかり任務を果たしてもらうぞ」


ルギン「はい…」


アルドロンの指示とガイアールら3期生の容赦ない攻撃により、予定より早く国家侵攻部隊は帰国することになる

そしてこの頃からアルドロンはルギンへの疑念を膨らませ始めたのだった


帰国した幹部達、シーマ達、シンジ達

それぞれの思いを胸に、様々な感情か入り乱れた三つ巴の戦いが始まる・・・

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