〜2話€キッカケ~
空中に浮く3人組は世界を見下ろしながら会話をしていた
シーマ「ミヨ、デキム、そろそろコアのデータをこの世界に流すぞ」
ミヨ「みんなどんな使い方をするのかな!ミヨすっごい楽しみ!!」
デキム「俺らに牙を向いてくる強いやつもどこかにいるかもなんだろ!?血が滾る!!」
シーマ「2人とも落ち着け、あくまで我々がやるべき事はゲートの管理と今回のコアのデータを世界に流すことだけだ」
デキム「そりゃそうだよな!渡してすぐに戦っても俺らには手も足も出ないもんな!ハッハッハっ」
ミヨ「私は見てるだけでも楽しいよ~面白い子いないかなぁって!!」
シーマ「よし、この国家にしよう…ミヨ降りるぞ」
ミヨ「了解!」
ミヨの何かの能力で宙に浮いていた3人は地上に…デノール国家に降り立った・・・
シーマ「まずはこの国家の灰色の気を持つ者達に挨拶をしに行こう」
デキム「挨拶ねぇ…シーマは相変わらずおっかねぇな」
シーマ「私はいつでも指示に忠実なだけさ」
デキム「その指示を出してるやつらに牙を向けようとしてるのに、そいつらの指示を忠実にこなしてるのがおっかねぇって言ってんだよ…」
ミヨ「まっ私は面白いことがたくさん見れて良いけどね!!」
シーマ「お、いたいた」
シーマは何かの能力を使って相手に気づかれることも無く背後に着いた
シーマ「君はアルドロンくんだね?」
アルドロン「!!誰だおまっ」
シーマ「しー…君は灰色の気を持っている、きっとコアを手に入れれば誰もが君の支配下になるだろう…どうだい?興味が湧かないかい?」
アルドロン「何言ってんのか分からないが、ここは人目に付くからこっちにこい」
シーマ「話が分かる人で助かる…」
デキム「さすがシーマだな、相手の懐に入るのが天才的だ」
ミヨ「じゃあ私達はもう1人の方に行きましょ」
そう言って2人は灰色の気を感じる2人目の人物の元へと向かった
アルドロン「なるほど、コアを持つことで能力が使えるようになるわけだな?それはもうこの国どころかこの世界ごと支配下にできるじゃないか」
シーマ「君の使い方によってはそれも可能かもね、それともう1つ大事な話…」
シーマはアルドロンに少し長めな耳打ちをした
アルドロン「そんなことは俺にとってはどうでも良い!!この世界を手に入れられるならな!だからコアをくれ!」
シーマ「よろしい…だがコアを渡すのには条件がある。これを守れなければコアは渡せない。まずこのデータはお前ではなく国が保管し、防衛軍全体に共有させろ。もう1つは自国でも他国でも灰色の気を見つけたら極力戦える状態で捕獲しろ」
シーマの口調が先程より荒くなり、前のめりでコアを要求していたアルドロンは少し後ろに下がった
アルドロン「わっ分かったから!!国にコアのデータは共有するし、灰色の気を感じたらそいつを捕獲すれば良いんだよな!能力があればそんなこと余裕だろ!」
シーマ「では…交渉成立ということで…」
シーマはアルドロンにコアとその詳しいデータが入ったメモリをアルドロンに渡した
その頃、デキムとミヨは・・・
ミヨ「ねね!君がルギン君?」
ルギン「誰ですかあなた達、見ない顔ですね…」
デキム「まぁそう構えるな、ちょっと話があるだけだ…この世界の理についての大事な話がな?」
ルギン「・・・話を聞こう」
ミヨとデキムがルギンに一通りの話を終えると・・・
ルギン「それは本当のことなのか?」
ミヨ「そうだよ?びっくりしたでしょ!!」
デキム「同じ話をシーマがアルドロンという男にもしている」
ルギン(アルドロン…1期生でこの防衛軍に所属しているが国を乗っ取ろうとする動きが多々見られる野蛮な男…)
デキム「やはりシーマの言う通り、お前は頭がキレるようだな?」
ミヨ「それが本来のものなのか、灰色の気によるものなのかは分からないけどねっ」
ルギン「それで、あなた達は俺に何をしろと?」
デキム「お前にはまずここの防衛軍の幹部まで上がってもらう。その後、灰色の気を持つ者…特にアルドロンの行動を我々に逐一教えて欲しい」
ミヨ「だからちゃんとアルドロンの言うことを聞いて、敵を倒したり悪いことをするんだよー?」
ルギン「お前達の目的はいったい…」
デキム「だからさっきも言っただろ?この世界の理を壊すために俺らは最強の部隊を作るんだ」
ミヨ「そのためには現地に協力者がいないといけないのよっ」
デキム「それにお前が選ばれたわけだ」
ルギン「・・・もし断ったら?」
ミヨ「そりゃ…ね?」
デキム「この世界のことを知った者をそのままこの世界の中に置いておくわけがないことぐらいお前なら分かるだろ?」
ルギン「全てはお見通しってわけですか…分かりました、協力します」
ミヨ「オッケー!じゃあそのうちアルドロンからコアを渡されると思うからまずは幹部まで昇格頑張ってね!!」
デキム「また連絡する、ではな」
こうして3人は淡々と用を済ませ、合流すると再び空中に浮遊し、話しながらどこかへ去っていく
デキム「こっちはとりあえず大丈夫そうだったぞ」
ミヨ「シーマの方も大丈夫だった?」
シーマ「こちらは少々作戦を変更した」
デキム「アルドロンではダメだったのか?」
シーマ「良くも悪くも単純過ぎる上に作戦を考える頭がない」
ミヨ「ってことはシーマ…また何か面白いこと考えたんでしょ!?教えて!!」
シーマ「そんなに大したことはしていないさ、付き人を1人くれてやっただけだ」
デキム「そんな協力者いたか?」
シーマ「私のもう1つの能力を使ったって言えば分かってもらえるかな?」
デキム「ふっ…ハーハッハッハ!!」
ミヨ「え!なになに!私分からないんだけど!!」
デキム「シーマてめぇ…てめぇだけは敵じゃなくて良かったと心底思うぜ…」
ミヨ「ねー!!!ミヨにも教えて!!」
シーマ「ミヨ?私のもう1つの方の能力は?」
ミヨ「え?シーマのもう1つの能力は…あ!ペースト!!」
シーマ「そうだね。そして今回私がペーストした能力はミヨ、君のもう1つの方の能力…つまりコピーの能力だ」
ミヨ「え!私の能力を知らない人にあげちゃったの!?」
シーマ「まぁそう焦らないで欲しい、ミヨの能力は本当に使い勝手が良いんだよ」
デキム「対象が能力だけならまだ優しいんだけどな、どうせまたやったんだろ?意志のペーストを」
シーマ「なんせ私達には最初から協力者などいないからな…こうやって作るしかないのだよ…」
ここから何かの歯車が動き始めた・・・
そしてデノール国家防衛軍は大きく変わってしまう・・・




