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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
First Season
74/131

〜74話€再集合~

隊員達はガンガレンとダイラによって、負傷した隊員と捕まっていた人たちと共にデノール国家防衛軍の施設内にある宿泊施設へと移動した


ご飯を食べる者達、ロビーでくつろぐ者達、外で風に当たって落ち着く者達、隊員達は激戦を終えて一段落していた


シロウ「いやぁ、マジで俺終わったと思いましたよ!?」


カズヤ「だから何回も謝ってんだろ?それに勝ったんだから良いじゃねぇか!」


キョウマ「タクミも死んじまったし、俺もエンドウさんもこの有様だし、帰国しても当分俺らの部隊は活動出来そうにないなぁ」


エンドウ「前もって僕らの状況は国に伝えたが、帰国後すぐに治療が必要な隊員が多過ぎるな…」


カイ「エンドウさんも無事で本当に良かったですよ!!」


キョウマ「頭に思いっきりくらってましたからね、俺も死んだかと思いましたよ?」


エンドウ「いやぁ、俺の悪運もまだ味方してくれてるようだな?」


ユウト「エンドウさん!とりあえず捕まっていた人達は1度俺達と帰国することには納得してくれたッス!」


エンドウ「おぉ、ユウト!ありがとな!それと途中からずっと見張りを任せてしまってすまなかったな」


ユウト「いえ、ただもうこんないつ死ぬか分からないとこは二度とごめんッスね!」


キョウマ「そりゃ違いねぇ!」


5人がご飯を食べ、笑いながら話すのとは反対にロビーのソファに座っていたミズナとマモルは今回の戦闘を振り返っていた


ミズナ「アルトとミネトはまだ眠ったままなの?」


マモル「うん…アルトの方には妹さんが、ミネトさんの方にはシンジさんがついてるから戻ってきた」


ミズナ「そっか…本当にあの2人は凄かったね…」


マモル「はい…僕も頑張ったつもりでしたけど…最後は遠くから見てることしか出来ませんでした…」


ステラ「それ、どうゆうこと!?」


マモル「ん?スプーンの人達どうかしたんですかね?」


ミズナ「私ちょっと行ってくる!」


マモル「あぁ!じゃあ僕も!!」


ステラ「ユウさん!よっしーは敵とどの方角に行ったの!答えて!!」


ユウ「それは俺にも分かりません!!」


ステラ「もういい!!私探してくる!!」


ユウ「1人で行くのは危険です!俺も!!」


ステラ「1人にさせて!!!!」


ガチャン!!


ユウ「っ・・・」


マモル「ユウさん、何があったんですか?」


ユウ「マモルくんか、俺らがダイラと戦っていた時にヨシタカ隊員が来ただろ?」


マモル「はい、なぜか敵と手を組んでましたけど…」


ミズナ「え!?敵と手を組んでた!?」


ユウ「その話はもう良いんだ、それよりそのヨシタカ隊員がまだ戻ってきていないんだ…どこにもいないらしい…」


マモル「それでさっきステラさんは探しに宿から出ていったんですか!?無茶だ!!」


ユウ「それでもステラさんは行くんだよ、よっしーはリツさんの弟だからな…ほっとけるはずがない…」


ミズナ「私ちょっと行ってきます!」


ユウ「おい!ステラさんは1人にさせてって!」


ミズナ「女の子には女の子にしか分からないことだってあります!!」


ガチャン!!


ユウ「・・・え、俺なんか悪いことしたかな?」


マモル「もう女の子って本当に…」


ユウ「分からない…」


マモル「分かりません…」


宿から出ていく2人を見ながらユウとマモルは気が気じゃない様子


そして外でも何やら言い争いが・・・


コト「ちょっとあっきー!最後のあれどうゆうつもりだったの!!」


あっきー「いや、だから…」


コト「私とミサキちゃんが戦闘に参加してたらひーくんがあんなことにならなかったかもだったんだよ!!」


あっきー「それはダメだ」


コト「!!!」


ミサキ「コトちゃん、それぐらいにしてあげて?ひーくんも一命は取り留めたし、私達が参加したところで助けられたかも分からない」


コト「でも助けられた可能性も!!」


ミサキ「何より!あっきーとひーくんは私達の命を最優先に考えてくれたの、分かってあげて?」


コト「ミサキちゃんがそこまで言うなら…あっきーごめんね」


あっきー「おう…ミサキ、ありがとな」


ミサキ「困った時はお互い様ね!あれ?ステラ姉?」


コト「本当だ!あんなに急いでどこ行くんだろ?」


あっきー「トイレじゃねぇの?」


ミサキ「コトちゃん、さっきの無し。ひーくん死にかけたの私許せない」


コト「1発殴るね!」


あっきー「おいちょっと待ってくれよ!?」


ステラは3人に目もくれず、ただ走っていく


ミズナ「ステラさん待って!!」


ステラ「!!・・・ミズナちゃん?」


ミズナ「探すには今日は暗すぎます、明日の朝探しに行きましょ!私も手伝います!だから宿に戻りながら少し話しませんか?」


ステラ「・・・そうね、そうするわ」


ミズナの真剣な表情の申し出にステラは従うことにした

そしてステラはリツのこと、ヨシタカのことをミズナに話した


ミズナ「ゼット総司令も言っていましたけど、宇宙人が人間の体内に…確かにリツさんのあの戦い方は異常でした…」


ステラ「リツくんは前から何かが自分の中にいるって知ってたみたいで、もし何かあった時は自分もろとも殺してくれってゼット総司令に頼んでたみたいなの」


ミズナ「それであの爆発…」


ステラ「私の目の前で倉庫が完全に倒壊したわ、やっぱりゼット総司令はすごい人だわ」


ミズナ「やっぱりあの爆発はゼット総司令の命力だったんですね!!」


ステラ「え?だからゼット総司令がみんなにそう言ってたでしょ?」


ミズナ「私達はゼット総司令が命力の終命でリツさんの寿命を0にしたんだなぁってことしか分からなかったので、まさか倉庫の件もゼット総司令の能力だったとは知りませんでした。てっきり宇宙人が抵抗したんだと…」


ステラ(え・・・ちょっと待って、私もてっきり倉庫が壊れたのはリツくんに向けて放った何かが当たったんだと思ってたけど…そもそもリツくんに当たってたらリツくんの寿命が0になって命力は無くなるはずよね…まさか!!)


ミズナ「ステラさん!?どうしたんですか!?」


ステラ「やっぱり私よっしー探す!」


ミズナ「急にどうしたんですか!!」


ステラ(何でそんなことに気づかなかったんだろ…確かによっしーはリツくんの安否より、灰色の気のこととか宇宙人のことを気にしてた…つまりよっしーも・・・)


何かを悟ったステラとミズナは隊員達が向かった報告が無いデノールの建物を片っ端から探し回った

そして・・・


ミズナ「ここは…」


ステラ「図書館のようね」


ミズナ「探してみましょ」


ステラ「えぇ、気をつけて」


数十分探していると奥の方からミズナがステラを呼んだ


ミズナ「ステラさんこれ!」


ステラ「地下に続く階段のようね…行ってみましょう」


ミズナ「ヨシタカ隊員はここに来ていたのでしょうか…」


ステラ「なんとなくだけど…たぶんここだと思う…」


階段を降りながら話す2人の声が反響する


ミズナ「地下には一体何が…」


ステラ「よっしーは灰色の気のことや宇宙人の情報を手に入れようとしていたんだと思う」


ミズナ「でも、それを敵国で1人でやろうとするのは危険すぎる気が…」


ステラ「いや、もう1人いたのよ…よっしーに協力していた人が」


ミズナ「え、それって誰…」


ガサッ


ミズナ「ひぇ!」


ステラ「何かいる!?」


???「たす…け…てく…れ…」


ミズナ「この人は!!フェイブルの時にスケさんを殺した!!」


ステラ「やっぱりあなただったのね、ルギン…デノール軍の幹部で棘使いよね?ミズナちゃん!戦闘準備のまま私に着いてきて!」


ミズナ「はい!ステラさん!」


暗がりに倒れているルギンに近づく2人、だんだんと見えてきた全身・・・

すると2人はあることに気づく、ルギンの下半身がなくなっていたのだ


ミズナ「きゃー!!!!」


ステラ「何があったの!?」


ルギン「それより…あちらを…」


ルギンが指す方には頭から血を流したヨシタカが倒れていた


ステラ「よっしー!?」


ジュール「その方を死なせてはならぬぞ人間…」


ステラ「あなた…宇宙人なの…」


ジュール「そんなことは…どうでも良い…クルージュを倒した奴らに…良いようにされるなよ人間…………」


奇妙なことを言いながらジュールは息絶えた


ステラ「よっしー!しっかりして!能力発揮!星読み!乙女座の効果で体力を半分回復させる!」


ミズナ「急いで宿に連れて帰りましょ!!」


2人で協力してヨシタカを図書館の外に連れ出し、ステラのビッグイーグルで宿まで運んだ


ステラ「ミサキちゃーん!!」


コト「あ!ステラ姉が帰ってきた!」


あっきー「おかえりー!どこ行ってんだ?」


ミサキ「待って2人とも、何か様子がおかしいわ」


ステラ「よっしーが頭から血を流してるの!どうしたら良いか解析で教えて欲しい!」


ミサキ「わ、分かった!能力発揮!状態解析!」


ベンチに寝かされたヨシタカは苦しそうに歯を食いしばっている


あっきー「どうなんだミサキ?」


コト「あっきーちょっと黙ってて、ミサキちゃんが集中できないでしょ!」


ミサキ「解析完了…」


ステラ「ミサキちゃん、どうだった?」


ミサキ「この頭から血が出てるのは外的要因によるものじゃないわ…」


ステラ「どうゆうこと?」


ミサキ「内面的な…精神的な要因によるダメージの可能性が高いわ」


ミズナ「まさか…ヨシタカ隊員も宇宙人に??」


ステラ「おそらく、何らかの要因っていうのは宇宙人によるものの可能性が高いわ…よっしーもリツくんも同じで灰色の気を持ってるから」


ミサキ「おそらく宇宙人とよっしーが精神の中で何らかのやり取りをして、その時に頭に傷が出来て出血してるだけだと思うわ」


ミズナ「ってことは、この町の病院で傷を見てもらえば!」


ミサキ「えぇ、傷をしっかり治療すれば大丈夫なはずよ」


あっきー「まぁ後はその宇宙人ってやつが今後どうするかだな」


コト「仲間同士で戦いたくないよ…」


ミサキ「とりあえず今日はもう遅いわ、宿に戻ってよっしーに応急処置をしたら、みんな寝ましょ」


ステラ「そうね、朝一番でよっしーを病院に連れていくわ」


行方不明になっていたヨシタカを見つけ、デノール国家にバラバラに潜入したスネイカーズの生存者はようやく再び集まることができたのだった・・・

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