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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
First Season
72/131

〜72話€峰打ち攻撃兵~

シンジがアルドロンと戦っている中、ミネトはアルト達の元へ駆け寄っていた


ミネト「アルト!しっかりしろ!」


アルト「ん…おぅミネトか、もう勝ったのか?」


ミネト「いいや、まだ勝っていない」


アルト「何か頭クラクラするなぁ・・・あぁそうか、俺は敵の攻撃を受けて・・・ってこの気は!?」


ミネト「あぁ、父さんと戦っている敵が能力を使う度に下から灰色の気を感じるんだ…」


アルト「この気は間違いない….アカネの気だ!」


ミネト「やっぱりそうだったか…」


アルト「んで戦況は…?」


ミネト「お前戦う気か!?」


アルト「お前だけだと戦いに勝てないし、アカネを取り返せない」


ミネト「!!」


アルト「そう思って俺を起こしに来たんだろ?すぐさま父さんに協力して戦うことも出来ただろうに」


ミネト「あぁ、父さんと俺だけじゃ敵を倒せない…」


アルト「なら俺も行くしかないだろ。それに俺にはまだ秘密兵器があるしな…」


ミネト「秘密兵器…?」


アルト「そうと分かれば早くアイツら倒してアカネを取り返すぞ!全身灰電!」


ミネト(アルト…いつもならもっと取り乱したり冷静な判断が出来ないと思っていたが…何があったんだ…)


シンジ「このぉ!」


アルドロン「アボイデンス」


シンジ「なんでだ!なんで当たらない!」


アルドロン「おいおい、冷静さに欠けているぞ?相手の能力をしっかり観なければ勝てるものも勝てぬぞ?」


シンジ(クソっ戦いながら相手の無限に放たれる能力のことを考えるのは俺には無理だ!)


そんなことを考えていたシンジは後ろからすごいスピードで近づいてくる気を感じた


シンジ「何だこの気は!?」


アルト「待たせたな!ミネトの父さん!」


シンジ「アルト隊員!?」


ミネト(一瞬で父さんの所まで…あいつに一体何が…)


アルト(俺ようやくアカネを取り返せます…ここぞって時までずっと使わずに取っておいたこの力…使うなら今ですよね・・・リツさん)


アルトはミスティールトーナメントの時にリツに気を壊されかけて倒れていた時のことを思い出した


アルト『ここは・・・そっか…俺リツさんの攻撃を受けて・・・』


リツ『アル、すまない』


アルト『リツさん!?』


リツ『アルよく聞け、このままでは気が完全に壊れ、気をなくしたお前は死んでしまう』


アルト『そうみたいですね…』


リツ『だが、お前の雷の能力で気が壊れるのを遅らせることは出来るはずだ』


アルト『っ!やってみます!』


リツ『自分の中の気を感じろ…そこに自分の精神を集中させて、電気で壊れるのを阻止するイメージだ』


アルト『・・・なんとか気の周りに電気を流して止めています!』


リツ『よし、それで良い…後はお前の仲間達がどうにかしてくれるのを祈ろう…』


アルト『リツさん?どこへ行くんですか?』


リツ『俺にはやらねばならぬ事がある、お前も自分がやるべきことを成し遂げるために全力で戦え、そして未来へ突き進め、そうすれば自ずと道は見えてくる…良いなアル…』


その後、シンジ達に助けられたアルトは目を覚ますと同時にリツの報告を受け

自分のやるべきことだけを見つめて戦うことを決意した・・・


アルト「今俺は自分のやるべきことを果たします!灰域…雷の醒……電気を纏わせ、閃光の一手を我に与えよ!雷神の鉄槌!」


ビリビリッ・・・・ドゴォーン!!!!!


アルドロン「ぐはっ」


アンブローズ「な、何が起きた!?」


アルト「はぁ…はぁ…う"っ…」


ミネト「アルト!!」


アルト「くそ…これじゃアカネを助ける前に俺が死んじまうなぁ…」


ミネト「バカ言うな!アルトは良くやってくれた!後は俺と父さんに任せろ!」


シンジ「あのアルドロンを1発で倒しちまいやがった…いや、それより!俺はあの龍帝の能力をどうにかしなくては…」


ミネト「父さん、ここは任せたよ」


シンジ「なっおいミネト!お前はどこに行くんだ!」


そう言ってミネトは本拠地の裏に向かって行った


キョウマ「よっこらしょっと」


ステラ「運んでもらっちゃってすいません」


キョウマ「いや、良いんだ…俺こそあの時あなたを止めてしまって申し訳なかったと思ってる…」


カズヤ「それは俺も謝らなきゃっすね」


ステラ「良いの、私は本当にあの人はまだ生きてると思っているから」


エンドウ「よし!これで気が尽きた人達は避難できたな!」


駆けつけたエンドウ、キョウマ、カズヤは気が尽きて動けないでいた隊員達を避難したユウトの元へ運んでいた


あっきー「もう周りに攻撃してくるやつはいなさそうだな」


ひー「俺達はこのまま敵を倒しに向かう」


エンドウ「僕とキョウマも行こう」


ステラ「私も…」


ユウ「ステラさん、ここはみんなに任せましょう」


ステラ「でも!」


ユウ「もしこの後きつい状況になった時のために俺達は気を回復しておくんです!!」


カイ「もしもの時は俺が盾になりますからね!!」


ステラ「私のために命を落とされるのは困るわ・・・分かった、大人しくしとく」


あっきー「よし、念の為ここを守れる2人を置いていく」


ひー「俺らがここから離れてから起こしてね?」


エンドウ「では、行ってくる!カズヤ!お前も負傷者なんだからな!無理せず、みんなと共にここで大人しくしとけよ」


カズヤ「さすがに今回ばっかりは俺も無理が過ぎたので大人しくしてまーす」


キョウマ「そんじゃ、とっとと敵倒してくるからな!」


あっきーの闇払いによって眠ったミサキとコトをその場に残し、4人の隊員達は戦場へと戻って行った


アンブローズ「どう足掻いても、あと1発撃てば私達の勝ちです!」


龍帝「殺してしまうことを許してくれ…敵兵士達よ…」


シンジ「やめろー!!」


アンブローズ「軌跡の透視…あーここに来るんですね?では」


シンジ「このぉ!なっ!?」


シンジが殴ろうと突っ込んだ場所にアンブローズはそこに来るのがわかっていたかのように攻撃を繰り出していた


ボゴっ!!


シンジ「俺としたことが…考え事すると目の前のことへの集中力が欠けちまう癖は隊員時代の頃から治らねぇ…」


龍帝「覇龍砲!はっし…んん!?」


アンブローズ「ん?どうしたんです龍帝様…なっあなた達!何してるんですか!!」


龍帝の前でシンジと交戦していたアンブローズは様子がおかしいと思い後ろを振り返ると、そこにはあっきーとひーが龍帝を抑えていた


あっきー「へっへっ俺らだってまだ戦えるんだぜ?」


ひー「キョウマさんの能力で戦場にすぐに帰ってきたんだぜ?」


龍帝「この2人、なんて力なんだ…動けない…」


アンブローズ(ええい!ここまでだと言うのか!?私達の計画がこんな所で終わってしまうのか!?)


???「アンブローズ、まだ終わらないぞ」


アンブローズ「その声は!アルドロンさん?いや・・・あれは違う…」


???「ようやくアルドロンが大人しくなってくれたんでね、俺の出番かなって思って出てきてやったんだ」


シンジ「お前…宇宙人なのか?」


???「あ?良く知ってんな?そうだな、お前らからしたら俺は宇宙人って言われても仕方ねぇ存在だな」


シンジ(くそ、面倒なことになった…このままだとまずい)


キョウマ「あーあ、こりゃキツい戦いになりそうですねぇ」


エンドウ「まぁ良いじゃないか、とりあえず報告にあったやばい大砲は止められたみたいだし!あとは俺らで何とかあいつを倒して帰ろうぜ?」


キョウマ「本当に…ようやく本来の調子に戻りましたね!エンドウさん!」


エンドウ「行くぞ!キョウマ!」


ボォン!!!


キョウマ「エンドウさん!?」


勢いよく宇宙人に変化したアルドロンに向かっていくエンドウとキョウマだったが、エンドウの額に何かの衝撃を受けた

エンドウはその場に倒れたまま、動かなくなった


キョウマ「今の能力って…」


???「なんだ?能力のことまで知ってんのか?いつの間に俺の存在が有名になったんだ?そうだ!俺の能力は波導だ!」


シンジ「キョウマ隊員!大会の時のあの動きを頼む!」


キョウマ「了解です!能力発揮!操作憑依!」


シンジ「連携の真打!」


???「ほぉ?少しは楽しめそうだな?だが…まずはこいつらを倒した方が面白そうだ!!」


ひー「あっきー!」


ドゥチャ!!!!


あっきー「いてて…何が起きたんだ?・・・ひー!?」


龍帝を抑えていたひーはあっきーを突き飛ばし、倒れたあっきーがひーがいた場所を見ると血が龍帝にかかっており、地面には大量の血を流しながらピクリとも動かなくなったひーが横たわっていた


あっきー「嘘だろ…」


アンブローズ「よし!これであとは!龍帝様!今です!撃ってください!」


あっきー「やめろ!」


アンブローズ「あなたは私がお相手しますよ?ここで仲間が死んでいく姿を存分に私と楽しんでもらった後に泣きながら私に殺されるのがあなたの未来です」


あっきー「貴様!!」


あっきーは何とか龍帝を止めようと体を動かすが、アンブローズがそれを許さない

シンジとキョウマは宇宙人の相手をすることで精一杯


そしてついに・・・


アンブローズ「さぁ!カウントダウンです!5.4.3…」


あっきー「やめろー!!!!」


アンブローズ「もうあなた達に止められる手段はありませんよ!1番の懸念材料だった真打の能力を持つあの裏切り兵士を足止め出来た時点で私達の勝ちです!!」


龍帝の前に凝縮された気弾の塊が生成されていく


アンブローズ「2.1…発射です!あーはっはっはっ!」


龍帝「ん…急に力が入らないぞ!?」


アンブローズ「何をしているのですか!早く発射してください!!!」


龍帝「いや、それが…」


???「もうあなた達は能力を使えないよ」


龍帝の後ろから誰かがそう言い放ち、姿を見せた


アンブローズ「誰です!?なっお前はさっき逃げたはずじゃ!それに何をしたと言うのですか!!峰打ちの兵士!!」


ミネト「龍帝と呼ばれるこの人は凝縮した気弾を勢いよく放つ能力、あなたの能力は何かを透けて見る能力だと仮定すると1人足りないですよね?」


アンブローズ「なんのことですかねぇ?それより良いから何をしたのか言いなさい!!」


ミネト「気を移す能力または・・・気の消費を無くす能力を持つ人がね?」


アンブローズ「お前まさか!?」


ミネト「ええ、今頃は感動の再会をしてる頃じゃないですかね?」


クスッと笑うミネトはアルトを避難させた場所に目を移す


アカネ「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」


アルト「う"っ…誰だ…お兄ちゃん・・・はっ!!」


アカネ「良かった峰打ち攻撃兵さんの言ってた通り、ちゃんと生きてる!!」


アルト「峰打ち・・・攻撃兵??」


アカネ「さっき私を助けてくれた人に名前を聞いたらそう言われて、ここへ案内されてすぐにどっかに行っちゃったの」


アルト(まさか死ぬ気じゃないよな・・・ミネト…)


ミネト(良かったなアルト・・・さぁ…今度は俺がやるべきことを果たす番だ)


アンブローズ「やっ待て!私にはまだ!あ"ー!!!!」


ミネト「あとは…」


あっきー「ひー!死ぬな!くそっ出血が止まらねぇ…」


ミネト「メディカルピーキング…」


あっきー「お前!?それは…」


ミネト「こうゆう時のための俺の命力です、気にしないで下さい。では…」


ミネトはそう言ってシンジ達の方へと向かっていった・・・

ただ一点の獲物を見つめた野獣のような空気を漂わせながら・・・

文字通り、それ以外のことは何も見えていない、何も考えていない…

その後どうなるかも…未来のことも…


次回、決着・・・

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