〜60話€潜入開始!~
スネイカーズ出国まであと3日、ミネト達との話を終えたヨシタカはある場所に向かった
部屋のドアを軽く叩き、中には入らず外側から中の人に優しく話しかけた
ヨシタカ「ホールでは今回の騒動の報告をゼット総司令が話してて、後半はプードルのシンジさんって方がデノールを倒すための潜入部隊スネイカーズのメンバーを発表してすぐに集会は終わったよ」
???「・・・」
ヨシタカ「そんな報告はどうでも良いね、じゃあ本題なんだけど…やっぱりお兄ちゃんの死体を見た人はいないみたい」
???「っ!!」
ヨシタカ「お兄ちゃんは前にゼット総司令にもし自分が暴走したら命力を使って止めてくれってお願いしてたみたいで、その命力が対象の寿命を0にする攻撃なんだってさ」
部屋の中から何やらドタドタと音が聞こえ、少し経つとドアが開いた
ステラ「死体を確認した人はいない、それだけで十分よ」
前までの周りを元気にする雰囲気はそこには無く、かつてヨシタカを追っていたリツと似た、何かの目標を一点に見つめるような姿勢が強く現れた表情と周りを寄せつけないオーラが滲み出たステラが部屋から出てきた
ヨシタカ「僕も着いていくから、無理はしちゃダメだよ」
ステラ「無理をしてでも見つけ出す、あの人は…リツくんは必ず生きてる!」
???「俺もそれは同感ですよステラさん」
ステラとヨシタカが話す後ろから、2人に話しかけながら誰かが歩いてくる
ステラ「ようやく目が覚めたのね、治せてよ良かったよ…アルトくん」
アルト「話はミズナから聞きました、俺がステラさんを行く気にさせようと思って来てみたら、もう復活しててとりあえず安心しましたよ!そしてあなたがリツさんの…」
ヨシタカ「初めまして、弟のホンゴウ・ヨシタカです。話は聞いています、君がスドウ・アルトくんだよね」
アルト「はい・・・話って…リツさんが?」
ヨシタカ「うん、妹さんがデノールに捕まってるんだよね。お兄ちゃんが自分の昔とそっくりなやつが来て最初めちゃくちゃムカついたってこの前言ってたよ」
アルト「あぁ…話ってそうゆう…」
ヨシタカ「でもね、途中から自分勝手な俺の言うことでも素直に受け止めて着いてくるアルトくんが僕に似てたらしくて、結構気に入ってたんだと思うよあれは」
アルト「そっか・・・絶対に…絶対にリツさんを見つけ出しましょう!この3人で!!」
ヨシタカ「そうだね」
ステラ「よろしくね、2人とも」
ステラとアルトはヨシタカと共にシンジの元へ行き、スネイカーズに参加することを伝えた
その後、スネイカーズのメンバーたちは3日後に備えて鍛え、調整し、自分の1番の状態を目指した
迎えた当日
メンバーは先日発表された17名にステラ、アルトが入り、指揮を執るシンジを合わせて合計20名の隊員が集まっていた
そしてついに、ジャヴァによって全員がデノールに行くためのワープホールが生成され始めた
カイ「シンジさん、マナトって今何してるんですか?大会前からずっと姿を見てないので、元々一緒に行動してたシンジさんなら知ってるかなと…」
シンジ「いや、俺もフェイブルに残ってた時までは見かけていたんだがなぁ…まぁどこかの影にでもいるだろう」
カイ「そう…なんですかね…」
シンジ「よし!ユウト隊員、怪しい動きがあり次第伝えてくれよ!」
ユウト「了解ッス!とりあえずワープホールは正常に開きそうなので、問題ないと思います!」
シンジ「よし、分かった!みんな…まず今回の作戦に参加してくれて心から感謝する。今回の作戦はとても危険であり無謀とも言って良い作戦だ。無事に帰れるかも分からない、だが俺は必ずこの作戦を成功させ、平和な世界を取り戻せると信じている!頼むぞ、この世界の未来は俺達にかかっているんだ!俺たちはこれから…英雄になりに行くんだ!」
隊員達の心にシンジの言葉が重く刺さって緊張する者や、早く行きたがっている者などいろんな隊員達の心境を感じ取りながらもシンジは話し続けた
シンジ「昨日通達した通り、向こうでは各小隊で行動して連携を取りながら動くように!絶対1人になるなよ!何が起こるか分からない上に、敵の国に乗り込むということは強い敵と戦うことになるだろう!ここで負ければ俺たちの未来は無い!そのつもりで挑んでくれ!!」
全員「はい!!」
シンジ「潜入開始だ!!」
そう言ってスネイカーズの隊員20名全員がジャヴァが開いたワープに入り、デノールへと向かった
そこで待っていたのは予想外の展開だった・・・




