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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
First Season
30/131

〜30話€花いちもんめ〜

やはり敵は予定より早めに仕掛けてきた

どうやら敵は数の少ない所から攻めていくことにしたらしい

東の平原に狂犬とデノール兵、合わせて30程の集団がワープで現れた

しかし、幹部や今までに戦ったことのある隊員は見当たらなかった


あっきー「お?他のとこから連絡が来てないってことは俺らが最初か!」


ひー「みたいだね、とりあえずエンドウさんに連絡しとくわ」


敵が現れたことを聞いたエンドウは直ちに各地の隊員たちにも無線で伝えたが、それぞれ敵がいつ攻めてくるか分からないためその場を離れることは出来ない

出てきた敵はこの2人だけで対応することになった


あっきー「まぁこのぐらいの相手なら俺らだけで十分だろ」


ひー「じゃあどっちがたくさん倒せるか勝負な?」


あっきー「お、良いねぇ?じゃあ…よーいスタート!!」


あっきーの掛け声で2人は敵の集団に走り出した


ひー「集団ならあっきーより俺の方が得意だぜ!能力発揮!グレア!」


ひーのコアが白色に強く光り、火を消した時よりも遥かに広範囲で能力を発揮した

右半分にいた10匹の狂犬と5人の兵士を一瞬で消し去った


あっきー「ひー、俺も修行によって広範囲の技を打てるようになったんだぜ!能力発揮!闇地獄…改!」


あっきーのコアも紺色に強く光り、やっしーの時よりも遥かに広範囲で能力を発揮した

ひーと同じく、左半分にいた10匹の狂犬と5人の兵士を一瞬で消し去った


あっきー「どうだ!俺だって集団戦でも活躍できるようになったんだぜ!」


ひー「やるじゃんあっきー、でも少し消耗しすぎじゃない?笑」


あっきー「うるせぇっ」


???「ほぉ?これは楽しめそうですね」


???「ガッハッハッあの2人中々やるなぁ?」


2人の活躍によって敵の集団はすぐに片付いた

日中は昼前のその集団以降は敵が攻めてくることは無かった・・・

そして夕日が落ちかけ、次の日に備えて街ではエンドウとタクミが話し合っていた


エンドウ「結局あの敵の集団はなんだったんだ」


タクミ「考えても仕方ないですよ、また次に備えれば良いと思います」


敵の怪しい戦略に不安を抱えるエンドウ

その不安の種を見破る者が4人いた


ユウ「このタイミングか…」


ユウは何かに気づきリツに電話をかけていた


リツ「はい」


ユウ「リツさんもお気づきだと思いますけど…」


リツ「はい、いますね…しかもこの位置は」


ユウ「ステラさんのいる病院ですね…」


リツ「ユウさんはそこに居てください、またいつ敵が来るか分からないので」


そう言ってリツは病院へ全力で向かった


ミネト「カイさん、スケさん、ちょっと僕抜けても良いですか?」


カイ「ん?トイレか?」


ミネト「・・・はい、そうです急いでいかないと」


カイ「・・・早く帰ってこいよ、ミネト」


スケ「ここは任せておけ」


カイはミネトの真剣な顔を見て何かを察し、いつにもなく真面目な顔でミネトを送り出した

スケもそれに便乗するように声をかけた


ミズナ「まったくこんな時に!しっかりしなさいよもぉ!」


ミズナは何も気づいていないようだ


コノミ(嫌な気が来たわね)


ステラ「コノミちゃん?」


コノミ「ううん、なんでもない!私ちょっと出てくるね、ステラさんはここで安静にしていてくださいね」


そう言ってコノミは病院の外に出た


ジャヴァ「黒色の気を持つ者は話が早くて助かるねぇ」


コノミ「やっぱりあなた達は黒色の気も狙っているのね」


病院の入口のすぐ横の木陰にワープ使いのジャヴァがいた


ジャヴァ「さて、なんの事か俺にはさっぱり分かんねぇな?」


コノミ(病院にはたくさんの人達が今も苦しんでいる、ここで戦闘を起こせば…)


ジャヴァ「何をしている、早くこいよ!!」


コノミ「分かったわ」


???「ダメだよ…コノミちゃん」


コノミが声をする方を見ると病院からステラが出てきていた


ジャヴァ「あぁ?お前はザクソンの野郎が呪って殺したって報告が来てるやつじゃねぇか!?何で生きてんだよ!」


コノミ「ステラさん!出てきちゃダメ!」


ジャヴァ「あーさてはコイツの能力だな、さすが黒色だぁ!呪いすらもキレイに治しちまうとはなぁ」


???「違うよ、ステラ隊員を治したのは僕だ」


そこには南の海岸方面から全力で向かってきたミネトがいた


ステラ「じゃあ…あなたがミネトくん?」


ジャヴァ「お前は…あー思い出したぞ?プードルの小僧だな?あの時は事前に聞かされてなかったからなぁ」


ミネト「お前と話すことなんかない。お前さえ倒せば敵がいきなり出てくることは無くなる!能力発揮!ミネウチフィスト!」


ジャヴァ「あーそれはめんどくせぇな、来い!ヴァルケイン!」


ジャヴァが目の前にワープホールを作り出し、中からヴァルケインか出てきた


ジャヴァ「ヴァルケイン!俺が1人目を捕らえるまで攻撃を防いどいてくれ!」


ヴァルケイン「了解です!能力発揮!力払い!」


ミネトの攻撃はヴァルケインによって無効化されてしまった

その後も何回も攻撃を仕掛けるが全て払われてしまう


ミネト「くそっ!この相手は僕を倒そうとはしてこない!ずっと僕の攻撃を防ぐことだけしか考えていない…相性が悪すぎる」


ミネトはヴァルケインによってコノミ達から徐々に離されて行ってしまった


コノミ「ステラさん、早く病院の中に入って!」


ステラ「嫌だ!コノミちゃんと一緒にいる!!」


ジャヴァ「おいおいお嬢ちゃん達よぉ、戦場で2人揃ってよそ見してんじゃねぇよ」


コノミ(しまった…ワープで距離を詰められた!)


病院の入口の前で話していた2人の横にジャヴァが現れ、コノミをワープの中に引き込まれてしまった


ステラ「コノミちゃん!能力発揮!さそり座の効果で拘束する!!」


ステラの能力で現れたさそりのハサミでジャヴァの腕を挟み、しっぽを地面に突き刺しその場に拘束した


ジャヴァ「くそっ!動かねぇぞ!なんだこれは!!」


ステラ「コノミちゃんを返して!!」


リツ「ステラー!!!」


病院が街の南側だったため遅れて到着したリツは外に出ていたステラを見て一直線でジャヴァに攻撃しようと走ってきた


ジャヴァ「おいおい、灰色が中央に寄ってきてんじゃねぇか!アンブローズ!こんな話聞いてねぇぞ!どうなってんだ!」


リツ「くたばれぇ!!」


ステラ「待ってリツくん!コノミちゃんがワープの中にいるの!!」


ステラの言葉を聞いて、リツは能力が乗ったジャヴァに向けた拳を止め、さそりのせいで動けないでいるジャヴァの前に行き、腹に1発拳を入れた


リツ「よし!このワープの中にコノミがいるんだったな、俺がここに入れば良いだけだ」


ブチンっ


リツがワープに入ろうとした瞬間、向こう側からワープを壊されてしまった


ジャヴァ「おいっ!!誰だ俺のワープを閉めたやつは!!」


マーリン「あらぁ、ジャヴァさん任務ご苦労様ですぅ」


ジャヴァ「マーリン!貴様なぜワープを!」


マーリン「私の能力はコピーよ?単細胞のあなたは寝てる間に自分の能力をコピーされたことも分からないのねぇ?それに今朝の同行者の組み合わせ変更の通達以外にもアンブローズさんから作戦変更の連絡が来てたでしょ~?」


ジャヴァ「なんだと!?そんなこと俺は聞いてないぞ!!」


マーリン「そりゃそうよ、あなたはもう用済みだからここで敵の餌にする作戦だったからねぇ?」


ステラ「そんなことよりコノミちゃんはどこに行ったのよ!!」


マーリン「あの子は黒色の気の持ち主、そして呪いを解くという敵にいては困る能力の持ち主でもあるでしょ?そんな子を敵にずっといさせるわけにはいかないの、ちゃんと私たちが有効に使ってあげるから安心してね?」


ステラ「そんなこと絶対に許さない!!」


リツ「待て!ステラ!!」


ステラ「なんで止めるのよ!!」


リツ「お前の能力は同時に打てないだろ、今他の能力を使えばせっかく捕まえてるそいつを逃がすことになる」


ステラ「そうかもしれないけどコノミちゃんが!!」


リツ「それは俺が行く!」


そう言うとリツはマーリンの方へ走り出した


マーリン「さすがアンブローズさん、ここまで読んでいたのね…おいで・・・弟くん?」


マーリンの側にもう1つのワープが開き、その中からデノールの隊員が1人でてきた


リツ「え…お前、ヨシタカか?」


マーリン「あーらら、兄弟の感動のご対面シーンですわねぇ。ってことで私はこの辺で」


リツがワープから出てきた者に気を取られてる間にマーリンはワープホールと共に消えようとしていた


ステラ「リツくん!!ワープが!!」


リツ「しまった…でも!能力発揮!貫通波!この技ならお前が何をしても貫通するだろ!届けー!!」


???「能力発揮!カウント!」


リツが放った技はデノールの兵士によって無効化されてしまった

そして無情にもマーリンのワープも閉じてしまい、コノミはデノールに連れ去られてしまった


リツ「なんだと…」


ステラ「コノミちゃん…」


ステラはその場に座り込み、リツはあっけに取られて立ち尽くしていた


???「貧弱な敵国家の兵士達よ、我々の計画の邪魔をするな」


リツ「ヨシタカ!お前どうしちまったんだよ!!」


???「さっきからなぜその名で俺を呼ぶ、俺の名前はラスティだ」


リツ「違う!お前はヨシタカ!俺の弟だ!」


マーリン「あ、この人も置いとくね?勝って嬉しい花いちもんめ~」


突然ワープを出現させて出てきたマーリンはそう言って1人の隊員を戦場に出し、歌いながら消えていった

この隊員の追加により戦闘は激化の一途を辿ることになる・・・

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