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峰打ち攻撃兵の英雄伝  作者: まぁくん
First Season
16/131

〜16話€黒衣の旅人の噂〜

さらなる強さを手に入れるため、アルトはリツとユウの次の段階のトレーニングに進み始めた


リツ「アル、お前何歳まで生きていれば満足だ?」


アルト「はい?んーそりゃ長生きしたいんで100歳とか」


リツ「あーダメだ」


アルト「へ?なんでですか??」


リツ「今からお前には寿命を削ってもらうからだ」


アルト「・・・はぁ!?嘘だろ!?おいおいトレーニングのし過ぎで頭おかしくなっちまったぞこの人!!」


リツ「アル、落ち着け」


ユウ「寿命はアルトくんが生きていれば必ず削られていくものなんです。人に気を使うことやストレスなどの周りからの悪影響が大きく寿命を削っているのは今までもこれからも変わらない事実です」


リツ「そして、強制的に自分の寿命を使うことで発動できる能力が存在するんだ」


アルト「つまりそれを身につければ俺は」


リツ「でも勘違いするなよ、身につけると言っても目的は習得時の反動で起こる能力全体の底上げだ」


ユウ「少しの消費とは言え何回も使えば命に関わるものなので、身につけても乱発は絶対にしないでください」


アルト「分かりました…」


リツとユウの真剣な表情の忠告にアルトも事の重大さを理解した


リツ「じゃあ早速始めるぞ、まずは頭の中でコアに自分の意識が入り込むイメージを作ってみろ」


アルト「わ、分かりました」


こうしてまたアルトのトレーニングは段階を上げて当分続いた


そんなある日、ユウはプードルで起こったことを時間の空きがようやく取れたスプーン防衛軍総司令に話に来ていた


???「変わりはなさそうだなユウ」


ユウ「お久しぶりです。ゼット総司令も変わらずお元気そうで」


ゼット「すまんが手短に報告を頼むぞ」


ユウ「・・・はい」


建前で元気そうとは言ったものの、総司令は今さっきまでどこかの戦場にいたかのような疲れが見えたが、ユウは触れずに早く休ませてあげようと最小限で報告した


ゼット「なるほど…それで?没収してきたものは何かあるのか?」


ユウ「はい、この端末を2人の敵が持っていたので、これを解析すれば何か分かることがあるかもしれません」


ゼット「分かった、博士たちに頼んでおこう。話は変わるんだがお前は黒衣の旅人の噂を聞いたことがあるか?」


ユウ「いえ、聞いたことありませんけど…」


ゼット「そうか、なら気にしないでくれ。報告ご苦労だった」


あまり多くを語ろうとしないゼットにユウは何も聞かずにその場を後にし、アルトのトレーニングを見に戻っていった


リツ「おかえりなさいユウさん」


そう言ってトレーニングを中断してリツはトレーニングルームに入ってきたユウの元へ行った


リツ「あの人の反応はどうでしたか?あの端末だけで納得してました?」


ユウ「はい、たぶん大丈夫だったと思います。端末は博士たちが解析してくれるそうです。それと…リツさんは黒衣の旅人の噂ってご存知ありますか?」


リツ「いや、知りませんけど」


ユウ「ですよねぇ、一体何の…」


???「あ、その噂なら私聞いたことあるよー?」


飲み物を買いに行っていたステラがちょうどトレーニングルームに戻ってきて、入口で話していたリツとユウの後ろにいた

そして連れてきた誰かが噂の話に急に入ってきた


ステラ「なになに?何の話?やちこは何の噂を聞いたことがあるの??」


リツ「その前にステラ、その人は?」


ステラ「私がまだみんなと知り合う前にずっと仲良しだった友達!やっしーって言うの!小学校の途中で転校しちゃったんだけど、偶然さっき飲み物買ってたら声かけられて、みんなに紹介したくて連れてきたの!!」


ユウ「リツさんこの人…」


リツ「そうですね、すごく怪しいです」


ステラ「何で!?やっしーは昔も今もとっても良い子だよ!!?」


リツ「ここの領地は防衛軍の人間しか入れない、つまりそのやっしーって人は防衛軍所属の人ってことになる」


ユウ「でもステラさんが会ったのは今日が初めてですよね?ってことは僕たちが入軍試験を受けてから今までの間はここにはいなかったことになります」


リツ「今まで会わなかったということは最近の、おそらく半年前に試験があった時に合格したと思うけど、それまではいったい何をしていたんだ?」


やっしーに疑いの目を向けるリツとユウ、その話を聞いて不安そうにやっしーを見つめるステラの3人にやっしーは説明した


やっしー「え、えっと私は5年前初めて試験を受けた時から今までずっと入軍試験を受けてるんだけど中々受からなくて、ずっと半年ごとにここに来て試験を受けてました。普段はバイトしながら暮らしていました。そしてようやくこの前の試験で運良く受かれたんだ!」


リツ「運良く??」


やっしー「そう、なんか私さすがに受からなすぎて素質ないのかなって思ったから、この前の試験で受からなかったらもう諦めようって思って挑んだんだけど、当日になってその事考えすぎて緊張のあまり試験の最中に気失っちゃってさ」


ユウ「試験の最中って、確かウチの入軍試験は審査官と1体1をしてその内容で合否を決めるはず…なんでそれで受かったんですか??」


やっしー「それが私もよく分からないんだけど、目が覚めたら治療室にいて審査官からあなたは合格ですって言われたの!」


リツ「・・・やっしーさん、ちょっとアルトと戦ってみてくれませんか?」


やっしー「え?良いけど…そのアルトって人強いの??私まだ全然能力のコントロールとか分からなくて」


リツ「・・・たぶんだけど大丈夫だと思います。アルー!ちょっと来い!」


自主練をしてたアルトがリツの声掛けに走って4人の元に来た


アルト「はいリツさん!今度は何すれば良いですか!?」


リツ「だからそうやって先走るなって、この人と勝負してみてくれ。もちろん今のお前の全力でだ」


アルト「え、良いですけど。全力ってことはあの技も使って良いんですか?」


リツ「あーいや、あの技はこんな所で使わなくて良い、通常の能力の範囲でやってくれ」


アルト「そうですよね!分かりました!」


リツ「じゃあやっしーさん、よろしくお願いします」


突然現れたやっしー、その能力とは・・・

そして黒衣の旅人の噂の真相とは・・・

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