今までラノベは主流ジャンルの衰退時にほかのジャンルからなどからの人材流入があったが次はない気がする
さて、ラノベの定義は人によって様々ですが私はスニーカー文庫とファンタジア文庫の成立からと考えてます。
で、80年代後半から95年ぐらいまではいわゆるヒロイックファンタジーが主流でしたが、コンシューマRPGのファンタジー世界の飽きに加えて、ラノベのシリーズ物の長期化、エバンゲリオンのヒット、オウム真理教による地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災の発生などで90年代後半には急激にヒロイックファンタジーが衰退していくのが象徴的でしょう。銃やバイクが当たり前に魔法と同居するサイバーパンク的世界観になりましたがゲーム業界の動向
1994年に発売された『ファイナルファンタジーVI』ではすでに剣と魔法の異世界ファンタジーではなく、機械文明と魔法が混在した世界観となっていました。
この辺りは1992年に早川書房の「SFマガジン」が主宰するSF小説新人賞『ハヤカワ・SFコンテスト』が休止されるなどして、行き場を失ったSF作家志望たちが、発表の場をゲームやライトノベルに求めたということもあるようで、ライトノベルは凋落したSF小説を取り込んだことで、衰退の危機から逃れたといえそうです。
しかし、SFの凋落の原因が、60年代から70年代ごろの科学技術の発展が夢のような世界を現出してくれるという幻想を、科学が発達した時代において壊れたことにあったこともありラノベSFもそう長くは人気を保ち続けられませんでした。
しかしここでラノベ業界にさらに新たな人材の流入がありました。
2000年代は景気悪化は一時的な物だと楽観されていたバブル崩壊の影響が10年たっても回復しない深刻なものだと認識されたころですが、パソコンのエロゲ、、美少女の売り上げが大きく下がりました。
これによりエロゲのノベライズやエロゲライターのラノベ参入が起き美少女ハーレムものが主流になっていくのですね。
しかしその学園ものも2010年代前半くらいには飽きられるわけですが、そこをカバーしたのがなろうの異世界ファンタジーものでした。
ではなろうの異世界ファンタジーが飽きられた時に新た何かがラノベの主流になれるのだろうかというと、次はなくラノベの大幅な衰退はほぼ間違いなくて、コアなマニア層が買うものになるだろうと思います。
90年代後半のSF志望作家のラノベの参入や2000年代のエロゲライターのラノベ参入はジャンルの衰退によるものです。
2010年代半ばからのなろうからの拾い上げはケータイ小説が売れなくなった時の余剰となった人員がその代わりとなる場所であるなろうをたまたま見つけ出したもんであるように思います。
では、今後はどうするのがいいのかなといえば、今でも本の書籍を読んでいるのは女性の方が多そうなので、ラノベは男性向けではなく女性向けをメインに切り替えるのがいいんじゃないかなと私は思います。
実際すでに書店では男性向けの棚が狭くなって、女性向けが広くなっている気がしますけどね。