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プロローグ2

異世界配信者(ストリーマー)


プロローグ2 〜異世界転生・・・の準備〜


「..........!?」


俺は目が覚めた。まわりを見渡すと空一面、そして下を向くと....


「!?」


地面がない。どうやらここは天空らしい


いま俺はあり得ないことが続きすぎて思考が止まっているため直前までのことを振り返った。


俺は風呂に入っていた。するといきなり何かに掴まれ引きずりこまれた。そしたらお風呂にいたはずが深海に追いやられ息が続かなくなりそこで意識が途絶えた。


俺の記憶はここまでだった。あれからどうなったのか俺にはわからない。それにあり得ない状況が続きすぎて頭がパンクしそうだ。


「やあ」


背後から声がした。


「!?」


後ろから声が聞こえて俺は咄嗟に振り向いた。そしたら、そこに立っていたのは今にも死にそうな仙人のような老いぼれの爺さんだった。


そんな爺さんが口を開いた


「いきなりのことで思考が追いついてないだろうからまずはこれだけ言っておこう。すまんかったのぉ....」


「は?」


俺は爺さんの言っていることが理解できずにいた。そんな俺を差し置いて爺さんは話を続けた。


「お前さんをここに連れてきたのはワシじゃよ。どうしてもお前さんが必要だったのじゃ。でもちっと連れてき方が強引すぎたのぉ.......本当にすまんのぉ」


やはり何を言っているのか理解が追いつかない。とにかくいま何が起こっているのか聞こう。


「えっと、つまり俺をここに連れてきたのはあなたってことですか?風呂に入ってる俺の足をつかんで引きづりこんだのもあなたってことですか?」


「そうじゃ」


爺さんは答えた。何が起こってるのか未だに把握できてないがとにかく早く元の世界に戻りたい。


「ここはどこなんですか?それに早く元の場所に戻してくれませんか?」


俺は焦りながらも爺さんに聞いた。すると、爺さんは口を開いた。


「ここは天界。死者が集う神聖な場所じゃ。それとここに来たからにはもう元の場所には戻れぬ。」


爺さんは予想外のことを答えた。


「は?死者ですか?つまり俺は死んだってことか?それともう元の世界には戻れないのか?」


俺は頭が真っ白になった。


「そうじゃ」


何食わぬ顔で答えるクソジジイ。俺はただ一つ今までにないほどの怒りが込み上がってきた。


「は?おいふざけんなこのゴミが。このキングオブロウガイがお前なにしてくれてんの?まじでふざけんなよシネカス」


俺は溜まっている鬱憤を全て目の前にいるクソジジイに吐いた。そしてそのクソジジイが答えた。


「すまんのぉ。だが、ここは死者の世界だがお前さんは死んだわけではない」


「え?」


意味がわからない


「訳あってお前さんをここに連れてきたんじゃ。お前さんには今から別の世界に転生してもらう。」


「え?どういうことだ?」


俺は答えた。しかしジジイは止まらない


「お前さんにしかできないことなんじゃ頼む。それとお前さん胸のアザの調子はどうじゃ?


「!?」


俺は咄嗟に服を脱いで胸のアザを確認した。以前よりアザが濃くなって目立っている


「お前さんにはこの異世界で生き抜く力がある。お前さんにしかできんのじゃ。頼む。この世界を救ってくれ。」


俺は迷った。だが、俺は困っている人を見捨ててはおけない。


「わかったよロウガイジジイ。俺が助けてやるよ。」


「そうか、ありがとう。それじゃ、頼んだぞ」


そういうとジジイは手をかざした。その瞬間


「!?」


眩い光に包まれ視界がみえなくなった。

         〜プロローグ2〜 END

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