第1話 いつもの日常
文章力がなく、改行が
変かもしれませんが、読んでくれると
嬉しいです。
第三次世界大戦、それは突然起きた。
何の前触れもなく、それまでの日常は
消え去って行った。
「我々イグラム帝国はこれより
世界全土に戦線を布告する。」
イグラム帝国
元々は月に移民した人間達が集まって
できた皇国である、イグラム帝国は
未知の人型兵器オブリビオンを従え
世界に決起たちまち世界は戦乱へと
飲まれて行く。
「撃てぇぇぇ!撃てぇぇぇぇ!」
超合金で出来ているオブリビオンに
現代兵器は歯が立たず、地球連合軍は
劣勢を期していた。
こちらはアサルトライフルなどの実弾
しかしオブリビオンはレーザーや
ビーム兵器を装備しており、
一体倒すのに連合軍は一個小隊を
送り込まなければいけない状態だった。
連合軍側の人間は絶望する。
未知の兵器にどうやって打ち勝てば
良いのかと・・・・・・・・
しかし、そこに一筋の希望が差し込めた
今までオカルトやおとぎ話とされていた
魔法の存在が確認されたのだ。
現代の魔法は特殊な儀式を行わず、
魔法の発動を手助けする
礼装を用いて魔法を行使する、
それが現代の魔法の形となった。
魔法を足掛かりに連合軍は反撃を開始
少しずつだが戦況を打開して行き、
現在、連合軍とイグラム帝国は膠着
状態になって行き、そのまま30年が
流れて行った・・・・・・・・
それから15年後
日本にある都市の一つである冬夜市
そこにある少年が住んでいる。
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「ふぁーあ、眠い」
俺、神楽生命は
あくびをしながら朝食の準備をして居た
俺は姉と妹と住んでおり、両親は既に
戦争で他界している。
「遅刻遅刻遅刻ぅぅぅ!」
「うるさいなぁ、静かにしろよ」
「だったら起こしてよ!」
「生歌姉が自分で起きるって
言ったんだろ」
彼女の名前は神楽生歌、俺の姉だ。
生歌姉は昨日
「自分で起きるから起こさないでね!」
キリッとしたドヤ顔で俺に宣言したので
本当に起こさなかったところ、
この有様である。
「だって普通起こすでしょ!
あれは起こしてねっていうお姉ちゃんが
愛する弟に向けた振りでしょ!
わかるでしょ弟なら!?」
「わかんねぇよ」
わかるわけないだろ、そんなもん
全国の姉弟でも分かる奴らなんて
ごく少数だっての
「もう!絶対遅刻だよこれ!」
「走れ生歌姉」
「国語の教科書に出てくる物語みたいに
言わないでよ」
そんな事言いつつクラウチングスタート
構えてるんじゃねえよ、やる気満々じゃねえか
「ごめん生命、扉開けて」
「はいよ」
俺は言われた通りにリビングと
玄関の扉を開ける。
「3・2・1・GO!」
「行ってきまーす!」
「いってらっしゃーい」
土煙を上げながら爆走して行った。
あの人身体能力バケモンだからなぁ
なんだよ100m8秒って、世界新記録
軽く更新してるじゃねえか。
「あ、靴履いて行ったのかな?」
まあいいや、妹を起こしてこないと。
俺は玄関を閉めて二階に行き、
妹を起こしに行った。
「命音、朝だぞー
起きないと学校に遅刻するぞー」
俺は布団を剥ぎ取る。
そこには金色の髪で可愛らしい顔をした
我が妹が眠っていた。
「ほら、起きないと遅刻するぞー」
「ううん、あと五分〜」
「だめぇ、起きる!」
俺は妹を肩に担いでリビングへ
降りて行き、イスに座らせる。
「今日も学校だろ、支度しないと遅れるぞ」
「うーん」
目をショボショボさせながら朝飯を食べる。
これが命音の日常、そして俺の日常だ。
命音は正確には妹ではなくて、知り合いから預かっているというのが正しい。
まあ、細かい事は気にしない気にしない
「俺もう学校行くから、じゃあな」
「いってらっしゃーい生命くん」
俺は制服に着替えて学校行きのバスに向かった
バス停で待っていると、しばらくして
バスがやってきた。
俺はそのバスに乗り込み、後ろに移動した。
「ういーす生命」
「おはよ生命」
「おう、おはよう」
俺の友達である滝道宗平、同じく友達の
ミコッテ・ライフィリアだ。
「おはよう雷斗」
「おはよう・・・・」
こいつは俺の親友の人神雷斗、
超が付くほどの無表情な男だ。
「ところでミコッテ、何見てんだ?」
「うん?イグラム帝国の姫っていうか
女王様いるじゃない?ほら、23歳で
イグラム軍治めてる女の人」
「ああ、あれか?なんちゃらっていう
姫様だよなそれ」
「エレノア・フェーゲル・
ヴィスコンティ!本当に宗平は
適当なんだから」
ミコッテが持っている端末から
銀色の髪の女の子が演説している。
エレノア・フェーゲル・ヴィスコンティ
若くして女王に即位した女の子だ。
透き通るような青い瞳でどこを見据えてるのだろう、庶民の俺には分からない
「この青い瞳、なんだか生命みたい」
「お、言われてみればそうかもな」
宗介とミコッテはそう言って俺を
覗き込んでくる。
「なんだよ」
「そういえば日本人で青い瞳って
言うのも珍しいよね」
そういうもんなのかな?まあいいや
瞳の色とか人それぞれだろ
「それより面倒だよなぁ、軍事訓練」
「宗平は近接魔法以外赤点だもんね」
今でこそ地球と月の戦争はは膠着状態が続いているけれど、いつイグラム帝国が侵攻を再開するかわからない、
故に戦力強化は急務だ。そこで
政府は全国の高校に軍事教練を
必須科目に設定している。
毎日地球連合軍の軍人が高校に
やってきて俺達に戦闘のやり方を
教えるのだ。現在世界がイグラム帝国に
対抗てきる手段、魔法の使い方を
「元々魔法って、イグラム帝国が
使ってたんだよね?」
「でも機械開発が進みすぎて魔法を
使わなくなっていったんだってさ」
「へぇー、なんか勿体ねぇなぁ」
願わくば、このまま休戦まで持ち込んで
くれればいいんだがなぁ。
世の中そんなにうまくいかないか
「ミコッテ、生命、雷斗、もう少しで
学校に着くぞ」
「降りる準備しとこうよ」
「そうだな」
そのままバスは進んで行った。
感想待ってます