TRUTH-TO THE NEW WORLD
黒神…黒鶴が率いる集団。
舞神…舞鶴が率いる集団。
羅「ねぇ、舞鶴。あたしのせいで舞鶴のお姉ちゃんが死んだって、どういう事?」
瑠「ッ!私が舞鶴だって、いつ気付いたんだよ!?」
羅「あたしが勝負でバク転を使ったのは、中3の時に戦った舞鶴との勝負だけなのよ。」
瑠「---」
羅「教えてよ。舞鶴。足立瑠海。本当の事を。」
…
羅「ちょっと、ここの部員さんたち。ここから出ていってくれる?大事な…話だから。」
ゾロゾロと部員が出ていく。
やっと落ち着いてきた瑠海が口を開いた。
瑠「お姉ちゃんと言っても、双子だった。」
羅「うん。」
瑠「お姉ちゃん、瑠璃は、力は強かったけど素早さが足りなかった。」
羅「力、素早さ、知恵。これは喧嘩するにあたって、必要条件だもね…」
瑠「黒神がうちのシマに乗り込んできたとき、瑠璃は怒り狂った羅夢に殴られた。」
羅「―」
瑠「そのあと、黒神の下っ端に踏まれて、蹴られた。」
羅「ッ!!!」
瑠「救急車で運ばれた。私も一緒に。私はすぐ目が覚めたけど、お姉ちゃんは1ヶ月の植物状態が続いた後、死んだよ。」
羅「ウソ…」
瑠「ウソじゃない!!!」
羅「ゴメン…ホントにゴメン…」
瑠「今頃謝ったって、遅いの!!もう、瑠璃は死んだの!!謝ったって戻ってこないの!!!」
羅「瑠海ちゃん…」
瑠「ゴメンね。私、ホントは羅夢に止めて欲しかったのかもしれない。」
羅「瑠海ちゃんが謝ることないよ。謝るのは、むしろあたしだし。」
瑠「羅夢…あんなにヒドい事したのに…」
羅「ヒドい事なんて、思ってないし。なんか、楽しかったよ。久しぶりに暴れられて。」
瑠「やっぱ、黒鶴には叶わないよ…」
羅「黒鶴って呼ばないでよ~舞鶴」
瑠「黒鶴こそ舞鶴って呼ぶな!!!」
羅「瑠海ちゃん、行こッ!!」
瑠「どこに?」
羅「教室だよ。教室!瑞生が待ってるから」
瑠「瑞生君に謝らなくっちゃ…」
羅「いいって。気にしない、気にしない。」
瑠「私さ、今までここをただの暇潰しに使ってたんだよね…でも、もういらないや!!"羅夢"って言う、大事な親友が出来たんだもん」
羅「瑠海ちゃん…恥ずかしいよ」
瑠「羅夢、行こッ!今まで見れなかった新しい世界。」
羅「TO THE NEW WORLD!!」
喧嘩に必要な条件は、筆者の個人意見ですので。
最後…おとぎ話みたいな終わり方ww
今まで読んでいただき、ありがとうございました♪
他の作品も読んでいただけたらなぁって