半年後
転移学と異世界基礎は、何とか普通に理解できた。無難にB。問題は、異世界言語学。会話はなんとかなったが、文法が分からない。結局、ももに教えてもらいながら、何とかCは、もぎ取った。
そして、その合間に無駄に源義経サマに詳しくなった。(サマをつけないと、ももに怒られる。)第56代の清和天皇の皇子・諸王を先祖とする「源氏」の頭領源義朝の九男として生まれる。義朝が平清盛に敗れ亡くなったため、2歳で鞍馬寺に預けられる。その後の活躍と悲劇の最期は、耳にタコができるほど聞かされた。
そして、私も清少納言の素晴らしさを、たっぷりももに聞かせてあげた。
おかげで、平安、鎌倉時代の歴史は、二人ともAだった。
同部屋の富田あかりセンパイとは、コイバナをたっぷりした。もっとも、私はふられること10回の、イタイ思い出を繰り返し語っただけだが。
ひとり目は、目玉がくりくり可愛いいあいとくん。
漢字は、しらない!!まだ、幼稚園行ってなかったから。
「すき!!」っていったら、「ぼくはきらい!!」って、あっというまにふられた。
ふたり目は、ちょっと不良ぽくって、いつもしかられていたいちろうくん。
ようちえんのボスで、かっこよかったんだけど、
「およめさんにして」っていったら、「13にんめでいい?」っていうから、
「それは、いや!!」って、おことわりした。
(以下、略)
あかりセンパイも、似たようなものだったので、結論はいつも、世の男どもは見る目がない!!で終わった。
その合間に(?)勉強はすごく頑張った。頑張らないと、修了しないので、異世界に行けない。