プロローグ
平安時代の女流文学、すきです!!清少納言と話してみたいな!という願望を込めて、葉月に実行してもらいます。今回のテーマに合わせて、まずは「学校」で、お勉強から始まります。「清少納言」は、7話目まで、出てきません。悪しからずご了承ください。
はあ、何とかここまでこぎつけた。
5年前、私は異世界学校に入学した。この世界とは別の『異世界』というものがあり、何らかの方法でそっちへ転生または転移した場合、今の自分とは違う力をもって活躍できるというのは、常識となった。そういう場合に備えてschoolが設立されるのも、5年前から始まっている。
頭のカタイ母親を説得し、娘に甘い父親をその気にさせ、「中学校卒業」の資格を取り、きっちり入学にこぎ付けた。卒業までの3年間、みっちりベンキョーして、異世界で頑張っちゃうんだもんね!!とのん気に考えていたが、かなり厳しいschool生活だった。
半年で3単位まで。週1単位は、2時間の5日間。半年後に単位認定のためのテスト・実習・レポート。成績は、A・B・Cで、Dは、失格。取り直し。Aは5点、Bは3点、Cは1点。半年で5点以下の場合退学。3年間で80点以上取れば卒業。在学年数6年まで。
「歴史転移コース」は、転移学、異世界基礎、異世界言語、異世界生物学が必修。あと、魔法学、剣術、薬学、歌唱、美容、舞踊、歴史、文化比較論、芸術一般論、話術一般論から選択。30点以上取ること。うん、なんとか取れた。5年かかったけど。大体、3年で終わるには、オールAが必要って、悪魔仕様でしょ。
手続きを済ませ、結構お高い授業料を払い込み、まずは、最初の半年でとることにした転移学、異世界基礎、異世界生言語の授業へGO。目を白黒させながら半年がんばって、B二つ、C一つ、7点…。
初日、結構広い階段教室。100人くらいは入れるかな。今年の入学生50人と、去年この「転移学」の単位を落としたらしいセンパイ10人くらいの、計60人くらいが入っている。新入生とセンパイって、不思議と一目で見分けついちゃうね。目の輝きが違うんだよな。
机の上には、立体ホロスコープ付きのパーソナルコンピュータが載っている。言語入力ができない旧型でキーボード付き。やだ・・・キーボード入力は苦手だ。隣の女の子が、小声で話しかけてきた。
「初めまして。私は、守山 もも。ももって呼んで。なんだかこのパソコン、古いね。今時、キーボードなんてさ。」
このコは、高校卒業程度、なのかな。でも、どう見ても新入生だからため口でいいよね。
「初めまして。私は、木葉 葉月。はづきって呼んで。キーボード苦手なの。今、困ってたところ。」
知り合い、いなかったから、声かけてもらえてよかったー!!しばらく雑談。ももとは、今でも仲良しで、コトリ通信仲間だ。