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不穏な空気

めんご!!!

また遅れた

いや〜定期的に投稿しよううと思ってるけどなかなか難しいね

一ヶ月に一回目安に頑張ります

朝、僕らは北側大門守備隊本部の前に集まっていた

「諸君、我々はこれから街の平和と安全のためアンデットの巣窟とかした死相岬の攻略を開始する。そしてこれからはそれぞれの軍隊長と共に進むように。以上」

そう団長が締めくくった

その後、僕らはナトリ軍隊長の元に行った

「ふん、貴様らのようなガキのお守りとはな。精々迷惑だけはかけるなよ」

「あっそ、そっちこそ私の邪魔しないでくれる?」

「カルネ、それ以上言うのはやめなさい。時間の無駄です」

「ほう?」

ナトリの顔に青筋が浮かび上がった

「時間の無駄?だとしたら君たちガキと話している時間は無駄だな」

「ええ、そうですよ?なぜ今言ったことをもう一度言うんですか?」

更にナトリの顔に青筋が浮かんだ

「まぁ良い。どうせ今作戦で君たちの出番はない。遠くで我らの戦いを見ているんだな」

そしてナトリ軍隊長は去っていった

その入れ替わりのように僕らのもとに副団長がやってきた

「ごめんね?子供の前だとあぁなの」

「いえ、大丈夫です。彼なりの優しさだと思って受け取っています」

僕がそうう言うと隣で「あれが?」と聞こえたが無視した

「まぁ実力は確かだから安心して」

「えぇ、雰囲気からわかります。相当強いですね」

「うん、騎士団の中で3位の実力者だからね」

「二人の話聞いて思ったんだけど二人の距離って近いですよね?」

「姉ですから」

「弟だもん」

「え?姉弟?」

「うん、そうだよ」

そう言って副団長は兜をとった

「挨拶するのは初めてだね。私の名前はアリス・エイムスよろしく」

「よろしく」

その顔はとても似ていてセイラと同じ銀髪に青と緑の混ざった目の色

初めて見てもすぐに姉弟だとわかるほど似ていて瓜二つだった

「騎士団と協力してやるってわかった時、アリス姉さんに手紙を送ったんです」

「それで、こっちに来た時君が近くにいたからちょっと試したの。君がセイラと一緒にやっていけるか

こんな感じだけどセイラ、結構わがままだから」

「そうなんですか。知りませんでした」

「ふふ、学校では良い子ぶってるから、ね?」

セイラはそっぽを向いていた

「そろそろ時間だね。じゃあ私は戻るね。がんばれ」

アリスが去っていった後

「いいお姉さんだね」

「そうですか?今日は機嫌だけですよ」

そう言って僕は歩き始めた

そして僕らは数日間休みながら歩き続け目的地の死相岬に到着した

その間カルネに暇だの疲れたなどのぐちを言われ続け僕は少しイライラしていた

「よし到着だ。ここに対策本部を置く。何かあればこの水晶に魔力を込めて言葉を送ってくれ。では各自持ち場にいけ」

そして僕らは一足先に戦いとなる場所を見て回っていた

しかし肝心のアンデットが全くいなかった

「アンデットを探しているのか?」

ナトリ軍隊長が馬に乗ってやってきた

「はい。普通だったらそこら辺にウロウロしてるイメージですけど」

「ここからさらに下って谷底にアンデットはいる」

「では、騎士団を連れてこれから下に?」

「そうだ。何度も言うがお前らは見ているだけでいい」

「いえ、そういうわけには…」

僕が話している途中でナトリ軍隊長は谷底へ下っていってしまった

「相変わらずむかつく奴」

「そうですね。ちょっと苛ついてきました」

「へぇーセイラでもそうゆうのあるんだ」

「ありますよ、同じ人間ですから」

そして僕らも谷底へ下っていった

僕らがついた頃にはすでに騎士団とアンデット達は衝突していた

「ふん、遅かったな。怖くなって逃げたのかと思った」

「そんなわけ無いじゃん」

(はぁ何でカルネはこんな軽い挑発に乗るんだろう)

僕は心でそう思いながら戦場を観察していた

(うん?前線地味に崩壊しかけているような)

セイラの思った通りいまナトリ隊の前線は少しずつ押され続けていた

「おい、やたらアンデット共多くないか?」

「くそ、流石にこのままじゃ前線が、崩壊する!!」

騎士たちは力を振り絞って前線を維持していた

「まずい中央突破される!誰か止めろ!!」

その声と同時にに大きな爆発音が聞こえ多くのアンデットが宙に浮いた

「まったくこの腰抜け共が‼アンデット相手に何ビビってやがる。さっさと立て!」

そこには大柄の男が金棒を担ぎ立っていた

「ナトリ軍隊長誰ですか?」

「彼はブロサム。この隊の副隊長だ」

(あのブロサムって人、明らかにそこらの騎士とまとってる気配が違う。でもあそこにさっきまであんな気配なかったのに)

「ねぇセイラ。あの人、現れるまで気配を感じなかった。私だけ?」

「僕も感じなかったです」

(あの魔力の秘匿力、只者じゃない。前世の僕は魔力を隠す必要もなかったけど今少しやろうとすると難しいな)

「おい、お前ら少し下がるぞ。少し瘴気が濃くなってきた。」

「うん?ブロサムのやつ、何をしている?」

「おそらく瘴気が濃くなってきたんでしょう」

「ほう、見てわかるのか?」

「ここらへん一帯をカルネがずっと解析してましたから」

隣でカルネが鼻を鳴らしてドヤ顔をしていた

「ブロサムさんの判断は的確でした。おっとそろそろ出てきますかね」

僕がそう言うと奥の洞窟の中から複数のアンデットウルフがでてきた

「アンデットウルフだと⁉お前ら持っと下がれ」

(チッまさかレベル3モンスターだぞ?この前調査しに来たときは居なかったじゃねーか)

ブロサムはこころの中で悪態をついていた

「ナトリさん。僕らいかないと少なくとも数十人死にますよ?」

「少し待て。考える」

(クソッ確かにあそこら辺の騎士たちじゃ手も足も出ないか。ブロサム一人では数十体いるアンデットウルフの対処はできない。ここはガキどもに任せるしかない。だがそれではこのガキどもに頼ることになる)

「早く答えを出したほうが良いのでは?騎士を救うか自分のプライドを優先するか」

「いいだろう。しかしアンデットウルフの対処が終わったらここに帰ってこい。それが条件だ」

「え、や…」

「分かりました」

「ちょっとセイラ私喋ってた!」

「どうせやだとか言うつもりだったんですよね?」

「うっ、そうだけど」

「文句を言わずに行きますよ」

「は〜い」

カルネは少しムスッとした顔で答えた

「ブロサムさん応援に来ました」

「ん?おぉ魔法学校の生徒さんか。頼もしいな」

「ブロサムさんは僕らを嫌がらないんですね」

「あぁ、ナトリさんのことか。あの人は子供が戦場にいるのが気に入らねぇだけだよ。なんでかは知らねーが」

「そうだったんですね」

「まぁ無駄話もそれくらいにして、ここ頼んでいいか?あっちも結構押されててな」

「分かりました。僕ら二人でなんとかしてみます」

「おぉ頼んだぜ。ただ無茶でけはするなよ」

そしてブロサムさんはアンデットの中を突っきって他の騎士の本へ行った

「さてカルネ、半々で対処しましょう」

「わかった」

(アンデットウルフか、骨のない相手だな〜。どうせだったらアンデットワイバーンの相手したかった)

カルネはそう考えながらだるそうだった体を起こしセイラの隣の立った

「ねぇカルネ」

「うん?」

「少し手伝ってくれませんか」

僕の手には青黒い炎が立ち上った

「なにそれ?」

「少し手を加えてみました。単なる興味本位です。あぁ炎に触らないでくださいね」

「それで何すればいいの?」

「アンデットウルフの身動きを数秒止めるだけだ良いです」

「それだけ?わかった」

「チェーン」

カルネが魔法を発動させた時、アンデットウルフの動きが止まった

「黒き死を纏う炎」黒き死を纏う炎(シャウトウッター)

その青黒い炎は蛇のように意思を持ち次々にアンデットウルフを噛みついていった

そして炎が消えるとアンデットウルフ達の体が溶け始めた

「セイラ、なに、したの?」

カルネの口調が固くなるのを感じた

「炎のなかに極小のウィルスを入れたんです。そしてそのウィルスは炎に耐性があるので燃えカスにならず対象へ襲いかかる。まぁアンデットに聞くかは賭けでした。結果大成功です」

「そう、良かったね。それは全生物に有効なの?」

「そうですね」

最後の例外を除いてと小さな声をカルネは聞き逃さなかった

「例外って?」

「聞こえてたんですか。それは」

グルァァァーーーーーー

「「!?」」

「聞こえましたか?」

「うん、何今の?」

二人は闇に閉ざされた洞窟を眺めていた

誤字あったらちゃんと報告ください

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