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初恋  作者: 藍沢 咲良
90/142

スノードロップ 2



年が明けた。


元旦から親戚周りが矢崎家の習慣だ。


でも今年は正直親戚の相手なんてしてられない。

受験勉強に干渉された挙句、偏差値がどうとか、自己満足のマウンティングを喰らうのがオチだ。



迷った末に美和は香織を誘って予備校の自習室に向かった。



「元旦から、よくやるよね〜うちら。」


「人少ないと思ってたんだけど…思ったよりいるね。香織は親戚周りとか良かったの?」

誘っといてなんだけど…と美和は付け加える。


「親戚周りなんてしたら干渉されて受ける大学聞かれた挙句に自慢話が始まりそうじゃん。そんな苦行喰らうよりは自習室来た方がよっぽどマシ。」


「どこも一緒なのかもね。」

二人して苦笑いでカフェラテを飲み干す。


「もうひと頑張りして、帰りに初詣行っちゃおうか。」


「天神様が近所にあるっていいね。」

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