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初恋  作者: 藍沢 咲良
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月光 2




クラスに男女一人ずつ、進路委員というものを出さないといけないらしい。



学級委員の恵理と佐藤が司会をしているが、なかなか皆手を挙げず、困っていた。



…たまには働くか。


美和は合宿祭でも文化祭でも活躍していなかった。

特に目立つ役ではないし、大学に関する何かいい情報を得られるかもしれない。


美和は黙って挙手した。


「矢崎さん、やってくれる?」

黙って頷く美和を見た恵理が黒板に美和の名前を書く。


「あと男子は…」

やはり誰も手を挙げない。



「一ノ瀬がやるって」

山西が佐藤に向かって言う。


皆が一斉に一ノ瀬を見た。


当の一ノ瀬はその直前まで机に突っ伏して寝ていた。

急な視線を感じてムクっと起きてぼんやりしている。


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