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初恋  作者: 藍沢 咲良
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蝉鳴く頃 5




それから2時間もの間、一ノ瀬は言葉を発しないで、ずっと勉強していた。



美和の参考書の一単元が終わったとき、時計は12時を指していた。



お腹空いたな。


自覚した途端、急に空腹感が強くなった。



一ノ瀬はまだ集中しているようだ。



まだ声は掛けない方がいいよね?



うん、やっぱり整った顔ってのはこうよね。

まつ毛長いなぁ…。


一ノ瀬の顔を観察していると、彼はようやく美和の視線に気付いた。



「ん?どした?」


「12時だけど…お昼どうする?」


「もうそんな時間か。矢崎さん午後もやってく?」


「うん。夏期講習、2時からなんだ。」


「じゃあそろそろ食べないとだな。何食べたい?」


「うーん、マックかラーメンかな。一ノ瀬くんは?」


「俺、ラーメンがいい。近くに美味いのがあるんだ。」


「じゃあそこで。」


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