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初恋  作者: 藍沢 咲良
135/142

二人の明日 5






「そう」


「うん…考えとく…」


…今の、軽くプロポーズだよね…?


「…今度の土日は休めるんか?」


「うん。今度の土日なら…テスト前で部活が無いから久しぶりに2日間休めるよ。」


「土日、空けておいて」


「え?」


「俺、今度の土日、そっち行くわ」


「来てくれるの?嬉しい。じゃあ今週中にテスト仕上げておくね。」


「ああ。…もうそろそろ寝る時間?」


「うん。そろそろ寝るね。おやすみなさい。」


「おやすみ」


美和の洗濯物はとっくに終わっていた。


電話を切った美和は、しばらくぼうっとしていた。


えっと…さっきのやんわりプロポーズだったよね…?


土日に、一ノ瀬くんが来る…?


ん…?この部屋に泊まるのか…?



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