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初恋  作者: 藍沢 咲良
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日常 5

一度LINEを無視した。


更にそこからずっと既読スルーしてみた。



私はあれから、羽田から逃げている。


察してくれただろうか?


特に実害は無いけど、でも苦行に戻るのは嫌だ。




梨花がうんざりした顔で溜息をつく。

「どうしたん?」


「羽田からLINEがしつこくて…」


なんと!

今度は梨花にLINEをしていたとは。


「ごめん、私、逃げたわ」


「羽田が矢崎さんからLINEが返ってこないって言っててさ。何故かLINE交換させられて、今LINE攻撃が…」


「LINE、返してるの?」


「来たら返すじゃん」


「嫌なら返さなくていいんだよ。それに気付いたの、私もだいぶ経ってからだったけど」


「ああ、そうか。返さなくても良いのか…」


教室からドア越しに羽田の視線を感じた。


「視線があろうが無かろうが、逃げるが勝ち、かな」


美和は梨花と羽田の姿が見えない角度まで移動した。


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