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初恋  作者: 藍沢 咲良
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未来 7




美和のスマホのアラームが鳴る。


集合時間の30分前に職員は集合することになっている。


「私、そろそろ行かないと…」


「修学旅行の最中なんだよな。電話はしても大丈夫か?」


「今夜は無理だと思う。生徒達いるし。明日の夜だったら修学旅行から帰ってるからたぶん大丈夫」


「忙しいな」

一ノ瀬は笑って言った。


「うん。…あ!助けてくれてありがとうね。」


「気をつけてな」


美和と一ノ瀬は手を振り合った。


駅の構内に向かう美和は、混乱する頭の中を何とか整理しようと必死だった。


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