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初恋  作者: 藍沢 咲良
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日常 3

廊下で梨花と恵理と動画の話をしていた。受験生でもたまには動画を観る。


梨花も恵理も同じクラスだ。

梨花は1年の頃から何となく。

恵理は3年で同じクラスになり、梨花の友達だったので一緒につるんでいる。


最近、何かとこの3人が話している中に割り込んでくる男子、羽田が今日も来た。


羽田のことを、美和はあまりよく思っていない。

本人のいない所で梨花と恵理にそのことを言うと、2人とも同意見だった。



今日も強引…。

早くどっか行ってくれないだろうか…。


愛想笑いに疲れた頃だった。


「矢崎さん、LINE教えてよ」

もう既に羽田の手にスマホ。


正直教えたくない…。


無言の圧力に屈した美和は羽田にLINEを教えてしまった。



連絡が来ませんように…!




願い虚しく、その日から美和は羽田からのLINEに悩まされることとなった。

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