表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初恋  作者: 藍沢 咲良
102/142

旅立ち 6




後輩達との話が長引いた。


別れを惜しんでくれるのは嬉しいことだ。


ただ、彼はもう、教室にはいなかった。


彼の机にあったはずの鞄も何もかもが無くなっている。



もう、遅い。



彼は帰ってしまったのだ。



帰り道、弓道部の同じ卒業生、でもそこまで仲良くはなかった子達と一緒になった。



「私、一ノ瀬くん、好きだったんだよね。」


つい、ぽつりと言ってしまった。


みんな驚いた。


「え⁉︎あの一ノ瀬くんだよね⁉︎」


「矢崎さん仲良かったんだ…」


みんなざわめく。


肝心な人には何も言えなかった。



言えないまま、繋がりは無くなってしまった…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ