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初恋  作者: 藍沢 咲良
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旅立ち 4




鞄に浅田先生から貰った箱をしまう美和。


今日で最後かもしれない。


何も言わなければ、今日で一ノ瀬との繋がりは消えてしまうだろう。



しばらく鞄を見つめていた美和は思い切って一ノ瀬のいる窓側へ向かった。




「…美和せんぱーい!」


窓の外から弓道部の後輩、千紗が花束を片手に手をぶんぶん振っていた。


美和のいる教室、3年1組は1階にあり、部室からも近い。


後輩が花束持参で卒業をお祝いするのは弓道部の伝統だ。


それを、美和はすっかり忘れていた。


普段から仲良しである千紗が部室前辺りで待っててくれるであろうことを。



待ちきれずに窓越しに教室に来たようだ。

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