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5mくらいの猿がいる。崩壊した世界だ。これくらいは普通にいる。


ただ普通じゃないくらい力が強い。そして今俺はそいつに吹き飛ばされている。断じて油断したわけじゃない。

予測ができなかった訳じゃない。


今俺の腕の中で目を回している少女エミリアの行動が予測できなかった。


森に入って少したってエミリアの挙動が変わってきた。



「いっぱい魔獣がいるじゃない。とりあえず小手調べにあの猿をぶった切ってやろうかしら。」



俺がやった大剣を振り回している。そこそこの業物を渡したので切れ味もよく扱いやすい。武器の能力が上がっただけでは別に本人は強くならない。



思ったより戦闘狂だったのかと武器を渡したことを後悔する。



「やめておけ。あの魔獣はこの辺では強い部類だ。お前が行っても・・・」


エミリアは既に猿に襲いかかっていた。超スピードで。


「おりゃーーー!!」




エミリアの斬撃が猿に直撃する。が、全くダメージを与えられていない。一番堅い頭に攻撃したからだ。


「ぎゃーーーー。」


猿はエミリアに殴りかかるが体勢を崩しているためよけることができない。たぶん1撃食らうと終わってしまう。


「仕方ない。」



エミリアと猿の間に割って入る。いきなり高速化を使ったので体がスピードに適応しきれていない。



おかげで脚の筋肉はずたずただ。



というわけで俺は吹き飛ばされている。馬鹿力の猿と馬鹿な少女のせいで。




「このまま放置して死なせるのも寝覚めが悪い。1日だけ鍛えてやるか。死んだ方がマシだと思うかもしれないが。」




身体能力はそこそこあるから馬鹿以外はなんとかなるだろう。と思いながら着地した場所で特訓の準備をしていく。



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