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英雄譚は異世界に  作者: 黄昏の命
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【第1章】1話:新しい世界

この物語はここから始まる。


彼は一体この世界で何をするのか……


前の世界の後悔を果たす事ができるのか……


それを知る者は誰もいない。 それはこのベルという少年のこれから始まる物語なのだから……。




」「お…………よ……… う……

          き__ …… て…… 。」


 その声とともに俺は意識を取り戻した。


  閉じた瞼のむこうから、光が差し込んできた。


 俺は低血圧の方だったのでいつも朝が苦手だった。  いつもは朝食などを取らずに学校へ行っていたものだ。


 ただ今回はいつもと違い、声がかけられた時に、

脳が一瞬で覚醒したのがわかった。


 ゆっくりと目を開けるとそこには綺麗な女の人の顔があった……。


「おはよう、ベル。 朝食ができたから、降りてきてね。」


 そう言って女の人は視界の端にある階段から下の階へ降りていった。


 俺は布団から体を起こして彼女の後を追おうとする。  

だがそれは目の前にあった鏡を見て俺は硬直してしまう。


 俺は髪色なんて一度も変えた事がなく、真っ黒で、ストレートの普通のどこにでもいる、日本の顔つきだったのだ。


           だが、鏡に映ったのは……そんな見慣れた顔ではなく……

赤い髪に日本人とはかけ離れた顔つきをした少年だった……。


「な、なんだ、俺は、どうなったんだ……。」


 そこで俺は自分が死んだ事を理解した……というより頭の中に記憶が蘇ってきたのだ。 “ 自分は死んだのだと“


「というと、ここは死後の世界なのか?」

そう自分の考えに対し自問自答をする。


 その瞬間脳内に鈍い痛みが響いてきた。まるで記憶を付け足されるかのような、意識を保つのが難しい程の激痛が頭の中を走り回った。


  実際は5秒程度だったのだろうが、体感では何倍にも感じた。 やっと痛みが引いたときに、俺は今自分が置かれている状況を理解した。


 自分の記憶の中に入ってきたのはこの、ベルと言われる子の記憶だった……。


 何故そうなったのか、俺には全く理解ができなかったが、 わかったのは、今俺がいるのは地球とは全く違う星、 いや世界すら違うであろう場所にいるという事、 そして、 この世界に関するベルという子が知っていた知識全てだ。


 この子は今日で7歳の誕生日を迎えたらしい。 先程の女性はお母さんで、ソアラという名前らしい。


 普段、いや前の俺なら今の状況において俺は全く理解できず、頭が真っ白になっていただろう。

 だが、今の俺には落ち着いて理解できた……この子のスペックがいいのか、子供の脳が柔軟なのかわからないが……。


 とりあえず俺はこのベルという子の記憶を頼りに頭の中を整理する。


 俺はどうやらこのベルという子の体を乗っ取った?憑依した? などで、なり変わってしまったらしい。


 そこで、ふと思い出す。 死ぬ前に最後に俺がもう一度と、チャンスを願った事を……。


「これは、神様からの贈り物ってことかな? なら、ありがたく受け取らせてもらうぜ! この世界で俺は全力で生きてやる!」


 そう自分に言い聞かせるようにして、俺は階段を降りていった……。





いよいよ本編を書かせてもらいました!

はじめて小説を書くので、表現などが難しかったり文の構成が適当になっていたりすると思います。 やっぱり小説を書くのは難しいですね…(泣き


色々とご指摘してくださると嬉しいです! これから不定期になりますが少しずつ書いていこうと思いますので、よろしくお願い致します。

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