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風花の世紀  作者: 愛媛のふーさん
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新たなる発現

 浦和美園駅から埼玉スタジアム2002へは無料シャトルバスが出ている。光の家の8名はシャトルバス乗り場には向かわずに人目の無い所を探していた。どうやら最後の打ち合わせをする様だ。蓮と千堂にチャンスが巡ってきた。テロリスト達は人目の無い路地裏でバッグから散弾銃を取り出し、銃弾を込め何やら話し合っている。蓮達は建物の蔭から聞き耳を立てる。

「銃はもう一度しまえ。ゲートで発砲しスタジアムに突入、無差別に乱射しろ」

リーダー格が指示を出す。堪らず蓮達は、武器を装備して飛び出す。そして声をかける。

「なんや物騒やな」

「そこまでだ」

テロリスト達は一瞬固まった。人がいるとは思って無かったのだ。その隙を千堂は逃さなかった。雷撃を纏った拳を振るう。半数が電気ショックで気絶する。その千堂の動きでハッとして残る4人中散弾銃を持っている3人が銃を向けてきた。蓮は愛刀〈十六夜〉に高熱を纏わせ散弾銃を切り裂いた。そして峰打ちで3人を地に這わせる。残るひとりは武器らしきものは持って無い。蓮は刀を突き付けた。

「どうする?大人しく降参するか」

その男は蓮の問いかけに哄笑で酬いた。

「わはは、出でよ我が下僕」

地面から無数の影が伸び骸骨が現れた。スケルトンだ。

「ネクロマンサーか!」

「蓮いっちょ頼むわ」

「〈レクイエム〉」

蓮が刀を一振りすると半数が消えた。もう一振りすると全てが消えた。しかし、アンデット使い〈ネクロマンサー〉は又しても召喚する。蓮は間髪入れずレクイエムを一閃して返す刀で肩をかち割った。黒い血が流れる。ネクロマンサーは無数のコウモリに変身すると空に消えた。

「ちぃ。逃がしてもうた」

「レクイエムを叩き込んでるからテロは出来ないよ。召喚は傷が完全に治る迄不可能だよ」

「取り敢えず今日の試合は大丈夫やな」

「こいつらは警察に引き渡すか」

「駅の公衆電話で110番してくるわ。拘束しといて」

 蓮は地下鉄の時と同じように結束バンドで手足を縛った。千堂が戻ってくるとポケットに銃弾入っていることを確認して散弾銃をまとめて離れた側溝に放り込んだ。

「ネクロマンサーとはな。一体何者なんや?」

「幹部だろうね。只のカルト教団ではないということだな」

「取り敢えず監視所戻ろか」

「そうだね」

「無差別テロ繰り返すやて、光の家は狂っとる。ま、下っ端は聖戦とか思とんのやろ?」

「地下鉄でそう言ってた。幹部は何等かの利益のためだろね」

「そこが判らん限り監視続くんやろな」

「幹部を捕まえたいね」

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