異世界へ行くには定番の召喚だよね!え……あれなの?
「私の名前はテラ、異世界メイルーンの神様だよ♪」
…………もう疲れたよパト○ッシュ、協会じゃなくて最新の設備がある我が家で寝よぅ。
「つまりあなたは神様で私達が気に入ったので自分が納めている世界に招待しようとしている、ということとですか?」
夏輝、こんな頭の可笑しな奴ほっときなよ。
「そうだよ♪君達みたいな子を探していたからね。」
「せめて神様である証拠を見せてくれ。」
そうだそうだ~♪
「証拠ならとっくのとうに見せた、嫌、聞いたはずだよ。
ねぇ、氷華君。」
「は?僕?」
ヤベ、悪ノリしてたらこっちに飛び火してきた。
というかちょっと待って、どういう事?見せたんじゃなくて聞いたはず?しかも僕にだけ…………。
まさか、さっき頭のなかに直接聞こえてきたのって。
「そのまさかだよ。」
「?!」
もしかして、この人今僕の考えを読んだ!?
「正確には読んだんじゃなくて聞こえたが正解だよ♪ただ間違いがあるとするなら……。」
「なっ、何?」
「君はTウィルス感染者だよ。これで君も勇者だ 、やったね!」
「よくねぇよ!」
何これで君も成長したねみたいに言ってンだよ!人生の中でその間違いでかすぎ!!
「因みに私の頭は甘くないぞ♪」
「そっちの御菓子じゃねぇよ!」
どうでもいい話しすんなや!でも、ここまで正確に心の声を言い当てているなら、神様と認めるしかないのか。何か負けた気がしてムカつく。
「……ねぇ、二人だ・け・で話してないで説明してよ氷華。」
「う、うん。わかったよ。というか春香何で怒ってんの?」
「怒ってない!」
「嫌、怒ってるじゃん。」
なぜに春香はご立腹なんだろうか?お腹減ったのかな?頬っぺた膨らんでるけどそこに食べ物はないのかな。ハムスターみたいでちょっと可愛いかも。
「ニブのチンだなぁ氷華君は♪其れはね、私が君と楽しそうに話している姿を見てシット……。」
「シッ!」
春香が神様(自称)の顔すれすれに正拳づきをした。
ヤッベーよ、春香さんマジだよ。顔真顔だよハムスターからライオンにクラスチェンジしてるよ。
ほら神様青ざめてるよ冷や汗ヤバイくらいかいてるよ。
とそこで神様(自称)に救いの女神が現れた。
「春香、落ち着きなさい。」
「……アキちゃん。」
「こんなのを殴ったら貴女の綺麗な手が汚れてしまうわ。」
…………秋葉さんマジぱないっすわ、女神じゃなくてハデスてしたか。
春香の正拳づきより言葉の鋭さヤバイよ鬼畜だよ。ほら見て神様冷や汗じゃなくて目から涙流してるよ。これが本当の神の雫、なんちゃって♪
「それで、神様(笑)。私達を招待すると言ったけどどうするつもり?」
「確かに秋葉の言う通りだ。急すぎるから此方もどうすればいいかわからないしな。」
確かに、行くきはないけどそこは気になるな。ラノベとかだと召喚が定番だよね。ちょっと期待してる。
「はい……、皆さんには私と一緒にアレでメイルーンに来てもらいます。」
す
と神様が指を指したさき。そこには、
軽自動車があった。
ドキドキを返せやーー!!!
「因みにさっき氷華君は春香ちゃんをハムスターみたいで可愛い、秋葉さんをハデスで鬼畜野郎って心の中で言ってたよ♪」
春香が顔を赤くして僕の背中を叩く、秋葉は人一人殺せそうな目で、
「………………氷華、後でオハナシしましょうか。」
…………ドキドキが止まらない。