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結構ハードな乙女ゲーの世界  作者: ニネコ
登場人物紹介(ネタバレ含む)
15/19

本編

本編の各話後書きに書いた人物紹介を改訂。

開始時は第一話「脇役な私」中盤の学園に居た時のこと。

エピローグは第13話「エピローグな私」時点。


●イレーヌ

「ゲーム」中ボス

 主人公に嫉妬し、敵対する高慢な少女。

 日々苛烈になる魔王の侵攻から身を守るため、魔に寝返る。自身の領地に訪れた主人公を罠にかけるが、返り討ちにあった。

 魔に染まっていたため、魔族化し、母親に手をかけ復活。再度、主人公を襲う。

 しかし、結局は主人公に倒される。

 ゲームとしては主人公が、最初に殺すことになる人間という存在。


「本編」本編開始時:16歳。エピローグ時:19歳。

 リオネルとの出会いで、前世の知識(主にゲームに関して)を思い出す。

 原作のような結末を迎えたくないと、努力を始めた。結果が守銭奴呼ばわりとかなのは、多分顔のせい。

 他人に勘違いされやすい顔。主に感情表現が悪いためで認識しづらく、いまいち改善できていない。

 下手に前世知識がある為、情緒面の成長は歪なものになった。そのせいか、結構意地悪だったりする。

 成長するに連れ、ゲーム知識は朧気なものになったが比較対象がないので気づいていない。

 レオナルドに関しては、一目惚れに近いが、ゲームの攻略キャラ=アンジェリカの恋愛対象=自分の恋愛対象外、という意識が働いて自覚していなかった。


●リオネル

「ゲーム」攻略難易度:易しい

 冷静沈着で寡黙な孤高の剣士。内心では愛に飢え、寂しさに耐えているが、生い立ちゆえ拒絶を恐れ、人の輪に入れない自己評価の低い人。

 異母兄弟であるイレーヌとドミニクとの中は、最悪である。

 ゲーム中盤、主人公を庇って死ぬ分岐がある。キーアイテムは母の形見の指輪。

 中の人のせいで、スピンオフなどではクールなボケキャラ扱い。


「本編」開始時:16歳。

 ゲームよりは人付き合いがよく、自己評価もまとも。ただ、それを知らなければやはり、周囲と距離を置く自分に自信のない人である。

 異母兄弟との仲もそれほど悪くない。

 母の形見の指輪が入った守り袋は、新旧どちらもイレーヌ作。


●ヴィクトール

「ゲーム」攻略難易度:難しい

 傍若無人な第二王子。大体のことが簡単に人並み以上にできてしまう為、出来ない者の苦しみがわからない。

 少々暴力的な面があり、素手の攻撃力No.1。

 親密度上昇イベントの多くが別のキャラと二者択一な選択肢なので、股がけプレイを困難としている。

 中の人同士が夫婦になったためか、公式イチオシのカップルである。


「本編」開始時:16歳。

 見事アンジェリカの心を射止めた幸せもの。

 結婚式の事件のせいで、イレーヌとは修復が難しいレベルまで悪化した。

 有言実行の人。だが、色々と失言も多く、周囲が苦労する場面もある。

 イレーヌの細やかな嫌がらせに、気づかない鈍いところがある。

 アンジェリカに言われて、イレーヌと仲良くしないと、と考えて色々と関わるが、圧倒的に配慮が足らない。


●アンジェリカ

「ゲーム」主人公

 騎士だった父を敬愛しており、自分も騎士になる為学園に入学した。

 病気がちだったため、人より遅れての入学。

 色々とわからないことばかりだけど、精一杯頑張る。

 そんな彼女はある日の課外授業にて、女神から一振りの剣を授かる。

 女神によって選ばれた勇者。

 そんな彼女を助けてくれる仲間たち。

 今、魔王討伐という過酷な旅が始まる。


「本編」開始時:16歳。

 病気がちで入学が遅れた。レオナルドを兄と慕う。

 剣の腕には自信があったが、学園には自分よりも上がたくさんいた。

 テオが自分のせいで死んでしまったと嘆いていた時、ヴィクトールに励まされ立ち直った。以後、彼への思いは恋へと変わっていく。

 おっとりして見えるが、負けん気が強く結構したたか。

 レオナルドとケインからの手紙に名前が上がるイレーヌに興味があった。


●ドミニク

「ゲーム」中ボス

 姉に溺愛されて育った嫌味なシスコンデブ。

 美形な異母兄のリオネルに暗い憎悪を感じている。

 最後は、魔族に利用され、リオネルの手にかかって死亡。


「本編」開始時:13歳。

 姉に愛されて育ったシスコン気味な子。体型は普通。

 地味に努力家。親友のヨハンが天才すぎるため、余計に目立たない。

 人に悪印象を与えやすい顔がコンプレックスで、異母兄の顔を羨ましく思っている。


●ヨハン

「ゲーム」難易度:普通

 幼くして様々な魔法を習得し、一度見たものは忘れない、天才と呼ばれる神童。

 中性的で純真そうな容貌に反して、かなりの毒舌家。

 天才ゆえの孤独を感じている。


「本編」開始時:13歳。

 持ち前の毒舌で、入学早々ドミニクと殴り合いの喧嘩になった。

 以後、何かと一緒に行動することが多くなった。彼が持ち込むトラブルを解決することが多い。

 持ち前の頭脳を生かしてイタズラするので、最近、神童という評価が悪童に変わりそうである。



●エーリヒ

「ゲーム」難易度:普通

 ヴィクトールの幼馴染な侯爵子息。

 冷めた物言いで、親しい相手以外を突き放す。

 選択肢が天邪鬼な点さえ把握すれば、攻略はそれほど難しくない。


「本編」開始時:17歳。

 アンジェリカに失恋したが、思ったより傷ついていない自分に傷ついた。

 なんだかんだとヴィクトールの片腕として失言の後始末係として、日々忙しい。


●テオ

「ゲーム」難易度:難しい

 古代の賢人によって作られた対魔族用人形戦闘兵器。

 自分を起動した勇者を主人とし、行動を共にする。

 死亡ルートを三回も回避しなければならない


「本編」開始時:外見年齢20代前半。

 最後の死亡ルート回避に失敗したので、故人。

 イレーヌが拾ったブローチは、彼を構成していた一部を加工して作った形見の品。

 魔の気配を探知することが可能。


●ケイン

「ゲーム」難易度:難しい

 主人公の幼馴染。幼い頃から主人公のことが好きな人。

 心優しく、戦いには向かない性格で将来の夢は医者。パーティー随一の回復役。

 仲間の死亡離脱が起きると、パーティー離脱イベントが起きて攻略不可になる。


「本編」開始時:16歳。

 アンジェリカの旅に同行。

 テオの死に関して、主人公に対する秘密がある。その罪悪感から討伐後、仲間の誘いを断り、村へと戻り医者となる。


●リーリア

「ゲーム」主人公

 あまりにも可哀想な境遇に、公式がヘイトと言われる始末。

 古代に作られた人型戦闘兵器。

 その身に、魔王の封印の鍵を宿している。


「本編」エピローグ時:外見年齢15歳程度。

 ジャックに拾われ、ようやく人並みの生活を送れるようになった精神年齢5歳。

 自分が人とは違うことに薄々感づいている。

 苦難の旅を共に過ごしたことで、イレーヌに懐く。

 女神の奇跡を起こしたことで、容姿が変貌及びただの人間になった。神殿から逃れるため、リアと名を改めた。


●オリヴィア

「ゲーム」親友及びライバル

 侯爵家令嬢で、騎士に憧れる男装の麗人。

 外見はベル薔薇そのもの。

 中と外のギャップの差がはげしい。

 リオネルルートでのライバルキャラ。


「本編」開始時:16歳。

 リオネルと同時期に騎士団に入団。

 勇者一行ではないので、親の反対は激しかった。

 剣の腕は確か。

 本人は男性と同等な騎士であると自負するが、根底にある貴族の子女としての考え方は中々消えない。



●ジャック

「ゲーム」難易度:難しい

 死亡ルートにバリエーションがありすぎる主人公の義理の兄。

 リーリアよりレベルが低い時に、イベントに入ると死ぬ。

 好感度が低い状態で、イベントに入ると死ぬ。

 必須アイテムを取り忘れると死ぬ。

 とにかく死ぬ。

 だが、唯一主人公が人間であると言い続け、彼女を拒絶するイベントが一切ないキャラ。

 故に、作品の良心。だが死ぬ。

 プレイヤーの心が折れる。


「本編」エピローグ時:16歳。

 薬草取りを生業とする村人。

 旅にイレーヌなどが加入したため、死亡フラグは折れたものの成長フラグも一部折れた。

 戦後はイレーヌの元で働き、ゆっくりとリアと愛を育んでいる。



●レオナルド

「ゲーム」難易度:易しい

 アンジェリカと同郷の騎士。兄的存在で慕われていた。

 学園で剣術指南役として再会。

 文武両道。質実剛健。頼りになる大人の男性だが、肝心な部分で諦め癖がでる厄介な人。

 好意を全面に出した選択肢を選ぶだけでほぼ攻略できる。が、旅の同行を断られると以後攻略不可。


「本編」開始時:27歳。

 騎士になりたいとか剣術が好きとかではないのに、受講し続けるイレーヌに興味があった。

 が、身分、年齢など様々な要因から無意識に一線を引いていた。

 その線を超えた今、彼が止まることはない。まずは婚約からと周囲を味方にする。

 というか、無自覚時点から、結構周囲を牽制していたりする。

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