表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/43

羽根


 天から舞い降りたその羽根は


 くるくると回りながら 僕の元へ降りてきた



 それは


 透き通る程に薄くて


 純粋な程に真っ白で


 けがれなど


 一つも 付いてはいなかった



 その羽根を手にした時


 僕の目から 涙が溢れて来た


 止めどなく


 止めどなく




 何が起こったのか 分から無かった



 悲しく無いのに


 寂しく無いのに



 心の奥の


 自分でも気付か無い場所に


 溜まった物が



 たがが外れた ように


 留まる事も 忘れたように



 ただ ただ 溢れ出した




 そうして


 どれ位経っただろう



 漸く 涙は止まった




 僕の手には


 あの けがれ無い羽根は


 握られてはいなかった




 僕のけがれた何かを


 あの羽根は


 浄化してくれたのだろうか



 それは


 分からないけれど



 今 僕の心は




 晴れ渡っている












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ