表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/43

透明


 誰も知らない 誰にも見えない



 私と言う存在は いつから透明に成ってしまったのだろう




 声も届かない 誰も振り向かない 存在さえも 怪しくなる





 あの頃に戻りたい


 まだ私が輝きを放ち 大勢の人に囲まれていた


 あの時代に戻りたい



 愛する人に囲まれていた とても とても 幸福な時代





 私は 持っていた物を手放してしまったの


 大事な物を 一つ 二つと


 手を 放してしまったの




 それでも 必死だった


 生きる事に 必死だった



 そうしたら もっと大事な物も 手のひらから 零れ落ちてしまった





 私は その時から透明に成った


 誰にも認識されなく成った






 私は誰だろう


 私は誰に 必要とされているのだろう





 誰も知らない 誰にも見えない


 私は 透明に成ってしまったの……








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ