前へ目次 次へ 17/43 雫 渇いた大地に雫が落ちた 誰も見た事が無い 誰も知らない 花の雫だった 緑も無い 枯れ木も無い 何も無いこの砂漠に 天から花の雫が落ちてきた それは 天からの恵み 神からの おぼし召し この 砂しか無い土地に どうか草木が芽生えます様に 緑豊かな大地に生まれ変わります様にと 神様がくれた 命の水 きっと 何十年後のこの土地に 溢れんばかりの花が咲き乱れ 木の実がたわわに実る事でしょう その未来を 神は楽しみに待つのです そこに住み着く人々の笑顔を 思い描きながら