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唄
燃え盛る 戦火の向こう
君は 無事でいますか?
君の待つ街へ 帰りたいと思った
でも 出来無かった
せめて
想いだけでも伝えたいと
雲の上で この唄を書いています
あれから 何年経っただろう
君は 笑顔でいますか?
君が過ごす未来は
健やかであれば良いと
願っている
君への想いを綴った唄も
もう 数え切れない程
君に伝えたくて
でも
そのすべを 知らない
君がここへ 来るまでに
どれ位の唄が出来るだろう
君がここへ来たならば
始めに何と声を掛けよう
待っているよ 遠い場所で
ずっと ……君が来るのを……
だから ゆっくりと
未来を楽しんで
そして 僕の元へ
帰っておいで