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200文字小説集

五月病(200文字小説)

作者: 日下部良介

4月1日。

僕の下に新人の女子社員が配属された。

少し不安そうな表情が印象的だった。


ひと月が過ぎた。


GWの連休明け。

彼女が無断欠勤をした。

五月病かな…。


心配になって自宅を訪ねた。

屋根の上に寝転がる彼女を見つけた。

ふと目が合った。

「気持ちいいですよ。上がってきませんか?」


屋根の上で二人並んで空を見上げる。

なるほど、いい気持ちだ。

「明日は雨だぞ」

「はい、明日は出社します」

彼女の顔から不安の色が消えていた。

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― 新着の感想 ―
[一言]  うーん。  自宅を訪ねたとき、どうして屋根の上の彼女と目が合ったのかなぁ、なんて疑問を感じてしまいました。(そもそも屋根の上なんてなんで見たの? どうして彼女は彼を見下ろしていたの? だっ…
[一言] 初めまして。 ポエムのような感じで、 素敵でしたよ。 「愛の反対は無関心」 誰だって、 人に気にかけてもらえるのは嬉しい。 だから頑張れることもある。 そんな事を感じました。 ( ̄▽ ̄)…
2011/05/11 23:07 退会済み
管理
[一言] 短い中に、微妙な心の動きが見られて面白かったです。 最後にほんの少しだけほっとする文章、素敵でした。
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