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①`

目が覚めると、オレは白い空間の中にいた。


いきなりの出来ごとに何が起こったのか、理解できない。

ここはどこだ。オレは何故ここにいる。少し前の記憶が全くない。頭が痛い。激しく殴られたのか、後頭部がいつもの何倍もあるような感覚だ。



起きた場所で頭を気にしながら、辺りを見渡す。視界全体が白色なので、どれぐらい広いのか判断しづらいが、かなり広そうということだけはわかった。おそらく正三角形の形で、天井までも白い。蛍光灯が規則正しく、並んでいる。この空間には、窓すらなかった。


自分の身体付近を見渡す。オレの物らしい黒いショルダーバッグが無造作に置かれていた。中を見ると、マンガ・メモ用紙・ニット帽・エロ本。この緊急事態に使えそうもないものばかり入っている。これは、オレの私物で間違いなさそうだが、一つだけオレの物ではないものが入っていた。

10センチ程の針金が入っている。誰かが入れたのか、つまり、やはり誰かに連れて来られたのか。


普段は能天気なオレだが、ここで、まあとりあえず、マンガでも読もう。だとか、いや待てよ。ここはひとまずエロ本で・・・。なんてことは、考えるわけもなかった。

早くここから出たい。出口を探そう。そう思った。

そうだ・・・この部屋にドアは、無いのか?部屋の壁全体を目凝らしながら、見る。

すると、三方の壁に一つずつ、それもまた白いドアがあった。


執筆者・シマダ

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