詩 命の期限が少なくなっても
命の期限が少なくなってくる
少しずつ少なくなってくる
だから もう
ほとんど そう
長く生きられないと分かっているから
できるだけ未練を残さずに行けたらと思う
命の期限をのばす事はできない
何かを差し出せばのばす事はできるかもしれないけれど
差し出すべきものは 大切なものだと言われたから
命の期限が尽きた後に
生きていてほしい人達ばかりだったから
命の期限が少なくなっていくとしても
何も差し出さない事を決めたんだ
命の残りが限られている
もう何日も生きられない
命が尽きる日が目前と迫っている
もういくつもの夜を超えられない
それが分かっていたとしても
それがつきつけられていたとしても
命の期限を増やそうとは思わない
大切だと思う人達に
命の期限が尽きた後も
生きていてほしいと思うばかりだから
読了ありがとうございます。
ネタバレとかでうっかり自爆するのと、活動できない時間が多いとか、もろもろの事情があるため、感想の返信はできませんが、もらったら全て読ませてもらっています。
ありがとうございます。
執筆のはげみになったついでに、たまに有頂天にもなります。あと時々、小躍りもします(心の中で)。