亡き夫と熔け合っている寡婦の歌
* 仙道アリマサ 様主催の「仙道企画その1」参加作品です。
仙道さまの素敵な曲に乗せて読んでもらえると嬉しいです。
仙道企画その1音源↓仙道アリマサ様のマイページ
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/2082320/blogkey/2832790/
独り遺されて
夜の中見回す
星のカケラも明かりも
見つからないけど
街は忙しくて
次の世を手探り
眩しい速度に
ついてはいけないよ
貴方との愛は
新月に熔けてる
ふたりでの幸せの日は
投げ出せない宝物、だから
今まで通りに
進めればいいよね
貴方の生き方
真似して生きていく
それがわたしにできること
生きれば貴方はそばに居てくれる
――――――ぴと
by 秋の桜子さま
新月は見えなくとも、裏は眩しいのだと。
愛する人の姿は見えなくなったけれど、アマルガムのように熔け合っていると思いたい寡婦の歌でした。
(200字クリア! 実は最後の2音に「ぴと」っと文字を当てたかっただけです、変な歌にしてしまってごめんなさい)