表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Third Frame / YUKI

メインフレーム(2004)

作者:瑞城弥生
 平凡な生き方を信条としている高校二年生の池田瑞希は、偶然立ち寄ったジャンクショップの老人に鍵型のメモリーカードを渡された。そのメモリーカードを端末に差し込むと真っ白い世界と白い衣装の少女が現れ「たすけて」と言っただけで姿を消した。瑞希の幼馴染で親友の阿部里子は、その話を聞いて単身ジャンクショップへ乗り込んだ。老人は話の最後に「これは運命だ」と言った直後突然現れた少女に切り倒された。何とか逃げだした里子は、助けてくれた後輩の工藤美香が自分の身代わりになったため、敵を討つと決意した。
 日本のネットワークが十二台のメインフレームを中心としたシステムに移行してから、そのオリジナルメインフレームYUKIは、自ら思考し進化するためのプロセスを停止させられ、長い間「眠り姫」と呼ばれてきたが、メインフレームを監理するユキシステムズの急進派は、「眠り姫覚醒プロジェクト」を強引に推し進めようとしていた。
 その勢力と対抗し、覚醒を阻止するために、田澤佳奈は地元の管理会社の新人山下紀子とともに、YUKIの設置されている市立大学へ向かった。
 一方、推進派についた杉中涼子と合流した瑞希と里子は、臨時で設置されたサーバーを使いYUKIへのハッキングをはじめる。YUKIのファイアーウォールを守る上田京子との激しい戦闘の最中、推進側の工作員である山口によりYUKIの周囲を固めていたサーバーと外部への回線が遮断され、瑞希たちは直接YUKIの部屋へ向かった。
 YUKI部屋で里子は美香の仇を討つべく京子と戦かっていたとき瑞希は紀子の説得をはじめた。しかし紀子は突然考えを変え、YUKIの覚醒のコマンドを入力した。
 当たりが真っ白になって現れたYUKIは、瑞希に将来の選択をせまる。今のままがいいと叫ぶ瑞希にYUKIは同意し姿を消した。
 すべてが終わったあとで、瑞希は「平凡に生きること」を再確認する。

2004年第4回スパーダッシュ小説新人賞 1次選考通過作品です。
設定や登場人物で他の作品と異なります。舞台は函館です。
2021/03/02 23:53
2021/03/03 00:01
2021/03/03 00:02
2021/03/03 00:03
2021/03/03 00:04
2021/03/03 00:05
2021/03/03 00:07
2021/03/03 00:08
2021/03/03 00:09
2021/03/03 00:11
2021/03/03 00:12
2021/03/03 00:13
2021/03/03 00:15
2021/03/03 00:16
2021/03/03 00:18
2021/03/03 00:19
2021/03/03 00:21
2021/03/03 00:22
2021/03/03 00:23
2021/03/03 00:24
2021/03/03 00:27
2021/03/03 00:28
2021/03/03 00:29
2021/03/03 00:32
2021/03/03 00:34
2021/03/03 00:34
2021/03/03 00:35
2021/03/03 00:36
2021/03/03 00:37
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ