⑧保管庫(役員カードキー)
Ⅰ 役員カードキーを持っていない
K「あなたがこの扉を開けようとすると鍵がかかっているようで開きませんでした。扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、黄色に光りながら「カードキーをかざしてください」という文字が出ました」
【聞き耳】→物音はなにもしません
Ⅱ役員カードキーを持っている
K「あなたがこの扉の横にある端末に役員カードキーをかざすと、ガチャンと鍵が空いたような音が鳴ります」
【聞き耳】→何も音は聴こえません
K「あなたが扉を開けると、そこには保管庫のように見えました。
中は薄暗いもののそこまで広くはないことが分かります。あなた達がいる右側のかべには天井まである本棚がはめ込まれており、左側には引き戸のある棚とダンボールの箱が1つ見えるでしょう」
1 本棚を調べる
K「本棚にはファイルがびっしりと詰まっています。そのほとんどがうすく、全部でいくつのファイルがあるかは数えることができません」
○適当に取ってみる
K「適当に取ったそのファイルはとても薄く、めくると「NO,641」と書かれている事がわかります。
雰囲気としてはカルテのようなものですが、その文字のほかに書かれている内容は「D 不適合」のみでした。」
※その他にも複数適当に取った場合は、全て薄く、NO,5500以下の適当な番号と、「A~Gまでのアルファベットもしくは1~8までの数字、不適合」で伝えてください。
○【目星】
K「目星に成功したあなたはその沢山のファイルの中にいくつかだけ分厚めのファイルがあることに気が付きます。あなたが見つけられた分厚いファイルの数は……ここで【最大6】のダイスを振ってください」
※ここで見つかるのは過去に実験した中国瑞獣の適合者分だけです。
残りの2冊は施設長室にある「手越蘭丸」と「大取淳」です。
X(でたダイスの数)冊だったでしょう。このファイルを読みまとめるには1冊につき5分ほどかかります。もしくは、【図書館】で成功すれば全てを読むのに5分で完了するかもしれません」
①1冊目の内容
『NO,284 鹿山其助 A 適合
初期投与段階では全身痙攣が発症 6分後に治まる
適合後は穏やかで優しい性格に変化
足元の虫や植物を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌っている様子
意思疎通可能 観察しつつ研究員として使用』
②2冊目の内容
『NO,867 龍野文近 B 適合
初期投与段階では嘔吐・吐血有り 3時間後に治まる
適合後は無感情 頭上から降水現象
意思疎通困難 研究員としての使用不可 監禁対象』
③3冊目の内容
『NO,1772 亀井智子 C 適合
初期投与段階では異常なし
予知能力の発症
知能はあったが反発を行ったため監禁対象』
④4冊目の内容
『NO,3105 狛林太一 E 適合
初期投与段階では全身痙攣・吐血有り 24時間後に治まる
一角に触れることで獣化が可能
意思疎通可能 研究員としての使用不可 戦闘要員として利用』
⑤5冊目の内容
『NO,4339 白沢宗一郎 F 適合
初期投与段階では嘔吐有り 10分後に治まる
知能が低いものには姿が見えなくなる
意思疎通可能 研究員としての使用不可 戦闘要員として利用』
⑥6冊目の内容
『NO,5006 九十九廉 G 適合
初期投与段階では異常なし
幻覚を使用し人を操る能力の発症
意思疎通可能 研究員としての使用不可 戦闘要員として利用』
2 棚を調べる
K「棚の下半分にはスライド式のガラス窓がありその中に大量のからの試験管や注射器が収納されているのが見えます。また上半分には保管機が置いてあり、薄い緑色の液体が入っている小瓶がX(PLの数+8)個入っています」
小瓶を手に取る
K「その小瓶には蓋がついていて簡単に開閉ができるようです。特にラベルのようなものはついていません。この場所から簡単に持ち出すことはできそうです」
※この小瓶は「促進剤」です。
これを持って瑞獣の血清を入れた者の血を混ぜれば「解薬剤」になります。
※促進剤は無味無臭です。
※解薬剤は薄い黄色に変化しますが無味です。
3 ダンボールを調べる
K「ダンボールを開くとそこには冊子が大量に入れられていました。複数部毎に茶色の紙で巻かれており、今の状態では表紙の名前や中身などは読めません」
茶色の紙を破って冊子を見る→
K「茶色の紙を破ると、そこには『手越コーポレーション企業案内』と書かれていました。あなた達は社会人であれば誰でも知っている有名な大手貿易会社であると知っていて良いでしょう。冊子の中身はよく見る企業案内です。企業理念や、サービス内容、代表の挨拶などが記載されています」
代表の挨拶について
K「よくある自身の会社の強みや今後のビジョンなどが書かれた挨拶の最後に『手越蘭丸』という名前とその横に少しふくよかな体つきの男性の写真が写っています」
※その他の内容についてはよくある内容、という感じです