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『妖瑞の血清』  作者: A31
妖瑞の血清 シナリオ本編 一階
8/17

⑤B(応竜)の部屋(一般カードキー)

Ⅰ一般カードキーを持っていない

K「扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、青色に光りながら「使用中」という文字が書いてあります」

K「あなたがこの扉を開けようとすると鍵がかかっているようで開きませんでした」



Ⅱ一般カードキーを持っている

K「扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、青色に光りながら「使用中」という文字が書いてあります」


1 ノックする/声をかける→

K「あなたがノックしても/声をかけても反応はありませんでした」


2 開けようとする→

K「あなたがこの扉の横にある端末に一般カードキーをかざすと、ガチャンと鍵が空いたような音が鳴ります」


【聞き耳】→かすかに水の音が聴こえます。サーという感じでまるで雨が降っているようです



K「あなたが扉を開けると、そこには異様な景色が広がっていました。

そこは間違いなく隣にあるカヤマと同じ広さの部屋なのですが、カヤマの部屋のように机や本棚などはありません。部屋の奥、あなた達がいる扉のちょうど反対の壁側に膝を抱えて座っている髪の長い子供が見えます。そして、その子の上からどこから振り始めているかわからない雨が落ち、濡らし続けているのです」



【目星】→

10代くらいの子供に見えますが、顔を下に向けうずくまって座っているので表情などはわかりません。

雨は、天井の近くの空間から突然降り始めているように見えます。

その子はもちろん床も濡れていますが、あなた達のいる方までは水は来ていません。どうやら床に小さな穴が空いていて、そこから水が溜まらず落ちるようになっているようです。


3 近づく

K「あなたがその子に近づいていくと、床が濡れ始め、雨の匂いが強くなっていきます。

あなたがその子に触れようとするならば、間違いなくあなたの全身も濡れることになるでしょう」



雨に濡れないところでやり取りする→

K「その子はなにも反応しません」


雨に濡れるところでやり取りする→

K「あなたがその子の上から落ちる雨に濡れると、その子はピクリと反応し、ゆっくりとうずめていた顔を上げました。近づいていたあなたはその耽美な顔立ちがよく見えることでしょう。その子はじっとあなたの顔を見つめています」


※雨に濡れたPLの存在だけ認識してじっと見つめます

※その後何をしてもその子は反応がなくじっとPLを見つめているだけになります

※その他に見つかるものも特にありません

※タツノの手の甲を見るとBと刻まれています

【精神分析】→無感情な状態でありそれを変えることは出来ないと感じます


4 攻撃を仕掛ける

※少しでもタツノに危害を加える、傷をつけようとした場合同様になります

K「あなたがその子に○○すると、その子は少し悲しそうな顔をした気がしました。その瞬間、雨の量がまるで滝のように落ち、みるみるうちに部屋に水が増え、すでにあなたの膝辺りまで溜まっています。不思議なことにこの水はこの部屋の外に溢れません。

あなた達が今すぐこの部屋をでることを選択すれば無事に戻ることができるでしょう。ただし、部屋に残ってなにかを行うのであれば泳ぐ必要があります。

うずくまっているその子はなぜか水に浮かぶことなく、床にお尻をつけたままゴボゴボと口から空気を溢れさせています。表情は変わりませんが、どうやら溺れているようです」


※2回目のターンで部屋いっぱいに水が溜まり【水泳】の技能判定が必要になります

※タツノに触れるためには潜る必要があるのでその時点で【水泳】の技能判定が必要になります


部屋に対して行動→

水を貯めないように空いていた穴が全部閉じていることがわかるでしょう。

それ以外にはなにも見つかりません。


泳いで助けようとタツノに触れる→

K「あなたがその子に触れるとその子はじっとあなたの顔を見つめます。その子の身体はあなたの力をもってしても持ち上がらず地面に張り付いています。それは水の抵抗や純粋な重量の関係では無いことが分かってもいいでしょう。あなたはその子をこの部屋からどころか、この場所から動かすすべはないと悟ります」


部屋から出る→

K「部屋からでたあなた達は人間が目の前で死んだことへの恐ろしさはもちろんですが、なにか別の膨大な恐怖に襲われます」


【SAN値チェック】判定なし強制減少※1d20



Ⅳ一度別れたあとで再度ドアをあけようとする

同じ状態でなにも変化はありません。

※タツノが死んでいる場合は部屋が水で満たされており、部屋に入るためには【水泳】の技能判定が必要です。部屋の外からでも死体があることがわかります。


※解薬剤を飲ませる

あなたが子供の口に解薬剤を流し込むと、手の甲に書かれていたBという字がジワジワと消えていき、頭上から貴方とこの子を濡らしていた雨も、少しずつ止まるでしょう。

張り付いたように動かなかった身体も少しぐったりとしていますが、手を引きこの部屋から連れ出すことが出来そうです。


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