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『妖瑞の血清』  作者: A31
妖瑞の血清 シナリオ本編 一階
7/17

④A(麒麟)の部屋(一般カードキー)

K「扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、青色に光りながら「使用中」という文字が出ます」


1 開けようとする→

K「あなたがこの扉を開けようとすると鍵がかかっているようで開きませんでした」

【聞き耳】→かすかに音楽が聴こえます。カタンという物音や歩いている音も聴こえ、中には何かがいます

【知識】→この音楽はクラシックのような感じに聞こえますが聴いたことがない音楽だと知っています


2 ノックする/声をかける→

K「あなたがノックする/声をかけると、は~いと男性の声が部屋の中から聴こえたあと、足音が近づいてきました。そしてゆっくりと扉が開けられるとそこには気の優しそうな30代くらいの眼鏡の男性が立っていました。服装は白衣を羽織っていて、手にはゴム手袋をはめています。部屋はまさに研究室と言った感じで、床や壁とおなじ白色を基調とした本棚や大きめの机、積み重ねられた書類などが部屋の外にいるあなた達から見えるでしょう。男性は口にしていたマスクを外しながらニコニコとした笑顔で話しかけてきました」


カヤマ「おや、珍しい。見学、ですか?僕はカヤマと申します、はじめまして。えっと、僕になにか…?」


【目星】→

カヤマは30代くらいの男性にみえ、すこし痩せているのではないか?という印象をうけます。


【心理学】→

カヤマは皆さんに対してとても友好的に話しかけています、そして嘘をつく様子はありません



以下セリフメモ

・カヤマについて

「僕はここの施設の研究員として働いています」


・部屋に入れて

「自分の部屋にはおなじ職場の人間でも誰もいれないと決めているんです。申し訳ないですがそれは諦めてください。それに対したものは置いてありませんよ」


・この施設について

「あるものを研究している施設、といえば良いのでしょうか……。何を研究しているかは口にだしてはいけないルールになっているんです、すみません。でも僕はこの研究に関わることができてとても誇りに思っています」


・他に人はいるの?

「ええ、僕の他にも何人か。ただ会話できる人は少ないでしょうけどね。詳しいことは僕からは伝えられないんです、すみません」


・地下について

「地下……? そんなところがあるんですね。恐らく僕には行けない場所ですので存在自体知りませんでした」


・ここから出たい

「そうですか……ロビーには出入り口はないですし…僕もずっとここに住んでいるので方法はよくわからないですね。すみません……」


・曲について

「なにかのクラシックみたいですね。聴くと穏やかな気持ちになるのでよくかけているんですが、僕もなんの曲かしらないんですよ」


・見学者はよくくるの?

「頻繁ではないですがたまにいらっしゃいますよ。ただ僕の部屋を訪ねて来られた方が皆さんが初めてですが」


・赤いカードの切れ端について

「赤いカード…? うーん、確か施設長が持っているマスターキーが赤色だったような…? すみません、僕にも分からないみたいです」


=========================

・手の甲の数字について

K「あなたが手の甲の数字について尋ねるとカヤマはああ、と声を洩らしました」


カヤマ「……なるほど。ではあなた方はこの施設から出たいということですかね?であればこのカードキーをお貸ししますので自由に使っていただいて構いませんよ」

K「カヤマは胸ポケットから青色のカードキーを抜いて手渡しました」

→カードキーについて伝える


※カヤマの手にも刻まれているかを確認したいときは【信用】で振る

成功でカヤマがゴム手袋を外して「A」というアルファベットを見せる


カヤマ「これでいいでしょうか? あなた方のそれや僕のコレについては詳しい事は言えません」


=========================

・カードキーを貸してほしい

「セキュリティの兼ね合いでわざわざカードキーを分けているので、見学者の方に理由もなく勝手にお貸しするのは難しいかと……どうして一般カードキーが必要なんですか?」


※KPの判断で納得できたら進めてください

※いい理由がでなかった場合

「あ、もしかして君たちは新入社員の方ですかね?であれば白衣を着ていれば関係者に見えますので二階の倉庫で取ってくると良いですよ。僕の一般カードキーで開けられるので貸しましょうか?」


カヤマ「わかりました。貸してもいいんですがお願いが2つあります。一つは、無くさないこと。これは再発行がされないんです。無くされたりしたら僕はここで働くことができません。もうひとつは争い事は避けてください。僕、争い事が本当に嫌いなんです」


=========================

・カードキーについて

「この施設の扉は見学者が入ることができる無施錠の部屋以外、全てカードキーで管理されています。カードキーにも青色の「一般カードキー」、黄色の「役員カードキー」の2種類があって、それぞれに該当する部屋にしか入ることができません」


K「カヤマは胸ポケットから青色のカードキーを抜いて手渡しました」


カヤマ「カードキーの扉は閉まると自動的に施錠される仕組みになっています。ですから、これをあなた達に渡した今、この扉が閉まると、僕は外に出られなくなります。幸いにも今日は一日この部屋にこもって研究をする予定だったので構いませんが、用事が終わったらすぐにそのカードキーを返してくださいね」


===========================


・他のNPCについて(PLが出会ったあとにしか情報はくれません)

※追求されたら「詳しい事は言えない」と伝えてください


アトウ→

「えっ、アトウさんですか? これまた珍しい人に出会いましたね。僕もなかなか会えない人なんですが……彼女は普段は施設長の秘書を務めておられるんですよ」


タツノ→

「隣の部屋の少年ですかね。彼はタツノくんだったと思います。可哀想に、ずっと雨に濡れて……ただ僕にも彼にも、もちろんあなた方にもどうすることも出来ないでしょうけど」


カメイ→

「2階の女性? ああカメイさんですね。彼女は可哀想な人ですよ……あんなことをされたら僕でもきっと壊れてしまうかもなあ……」


オオトリ→

「3階の子ども部屋にいる方はオオトリさんですね。彼は唯一会話がちゃんとできる方なんですが

、まあなんというか彼の置かれている状況もありますし……あと彼自身がぶっきらぼうということもあってあんまりよく知らないんです。一番苦しんでいるのは彼じゃないかなぁ」


コマバヤシ→

「彼に会ったということは角を触ったんですね。こればっかりは仕方ないです。彼はコマバヤシくんというんですが、あれに触れられるとすぐに怒ってしまうんですよ。今度彼に会ったらちゃんと謝ってあげてくださいね」


シラサワ→

「彼に会ったんですね。それは大変だったでしょう……シラサワさんは見た目はとても優しそうですが、自身の役割というものをとても大事にされているので……。僕はこの役割で本当に良かったな……争いなんて恐ろしいですから」


ツクモ→

「彼に会ったんですか? よくご無事で……。僕から見ても彼は女性に見間違えるほど本当に美しい方ですが、些か戦闘狂というか……とても仲良くできる方ではありません。彼自身あの役割を好き好んで請け負っているという感じがしますしね」


テゴシ→

「施設長に会ったのですね。ではあの姿もご覧になったと……。僕から皆さんにお伝えできることはありません。早くここから逃げてください」


=============================



K「それでは、とカヤマは微笑むと扉を閉めました。ここで聞き耳を振ってください」

【聞き耳】→カヤマが扉を締め切る寸前、「ツクヨ様のご加護がありますように」と聴こえた気がしました。あなた達は「ツクヨ様」という名前に聞き覚えはありません。





3 攻撃を仕掛ける

※少しでもカヤマに危害を加える、傷をつけようとした場合同様になります

K「あなたがカヤマに○○すると、カヤマはにこにことしていた表情を一変させました」

カヤマ「ああ……なるほど。そうですか……それは非常に残念ですね……」

K「カヤマはそう独り言のようにつぶやくと、自身のメガネを丁寧に折りたたみ、机の上に置きました」

カヤマ「あなた達は僕を傷つけようとした……。僕のことを知ってか知らでか……まぁ、もう関係のないことですが」

K「カヤマはそう言いながら自身の手にはめているゴム手袋を外します。あなた達はその右手の甲に『A』と赤く書かれている事がわかるでしょう。カヤマはその手で机にある引き出しを開け、中に入っていたナイフを取り出しました。そしてあなた達がなにか行動する間もなく、自身の口を大きく開け、そのナイフを飲み込んだのです。カヤマの口や喉から赤黒い血が吹き出します。カヤマはあなた達の足元に倒れ、暫くビクビクと痙攣した後動かなくなりました。

この光景をみたあなた達は人間が目の前で死んだことへの恐ろしさはもちろんですが、なにか別の膨大な恐怖に襲われます」

【SAN値チェック】判定なし強制減少※1d20


※この後カヤマの部屋を探しても一般カードキー以外は特になにも見つかりません。

※書類は血で全て読めなくなり、本棚にある書物は日本語で書かれているであろうものなのに全く読めません。





Ⅲ一度別れたあとで再度ドアをあけようとする

K「にこやかにカヤマが現れます」

カヤマ「おや、どうしたんですか?」


※カードを貸してほしい、という内容以外は

「研究をしていて手が離せないので他に様がないなら後にしていただけますか?」というような返答になります。



※カードを返しに来た場合

「ああ、もう用事は済んだのですか? ありがとうございます、これで研究がはかどりますよ。じゃあ僕は仕事中ですのでこれで」

K「カヤマはそういって微笑むと扉を閉めました。ここで聞き耳を振ってください」

※すでに前回聞き耳成功している場合はそのまま自動成功で伝えて良いです

【聞き耳】→カヤマが扉を締め切る寸前、「ツクヨ様のご加護がありますように」と聴こえた気がしました。



※促進剤を見せる

「ああ、なるほど、これをついに見つけたんですね。大事なものですから、ここぞという時まで使わずに持っておくと良いですよ。まあ……僕には必要ないものですけどね」


※解薬剤を見せる

「ああ、解薬剤ですか。皆さんならやり遂げるんじゃないかと思っていましたよ。お気持ちは嬉しいですが、僕は今の僕に満足しているんです。それがどのような結果になってもね。

だから僕のことは気にしないで、皆さんで使ってください。どうかお元気で」



※カヤマが死んでいる場合は当然死体がそこにあります

死んだ後に部屋に入ろうとしてもめぼしいものは何も見つかりません。


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