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『妖瑞の血清』  作者: A31
妖瑞の血清 シナリオ本編 三階
16/17

⑬施設長室(役員カードキー)

※この部屋にだけ「施設長室」というプレートが扉の上にあります


Ⅰ役員カードキーを持っていない


K「あなたがこの扉を開けようとすると鍵がかかっているようで開きませんでした。扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、黄色に光りながら「カードキーをかざしてください」という文字が出ました」


【聞き耳】→物音はなにもしません



Ⅱ役員カードキーを持っている/オオトリに会ってまだ核心にふれてない場合

K「あなたがこの扉の横にある端末に役員カードキーをかざすと、ガチャンと鍵が空いたような音が鳴ります」


【聞き耳】

→カタカタというタイピングの音やガサゴソとなにかが動く音がしています


○扉を開く

K「あなたが扉を開けると、大きな机の上でパソコンを叩いていたその人は驚いた表情でこちらを見ました。あなた達はその顔を知っています。研究展示室で施設長という肩書のよこに写っていたあのふくよかな男性でした」

手越「な、なんだね君たちは?! どうやって私の部屋に……。はっ、その手の数字は……! なぜ被験者がここにいる……? いや待て、それが刻まれた状態で動いているだと……?

ははは……ははははは!!!!ついに、ついに見つけた!!!!!!完成した……!!!!適合者を見つけたぞ!!!!ははははは!!!!

知能も悪くない、意思疎通も出来ている、完璧だ!!!!さあおとなしく戻るんだ、残りの研究を共に行おうではないか!そしてツクヨ様にその全てを捧げるのだ!!!!!」


①受け入れる

K「手越の言葉を受け入れたあなたは、その後YZB財団に入団し研究者としてこの施設で過ごすことになりました。何年経っても不思議と老いることはなく、数年が経ったある日『ツクヨ様』が現れあなたはこの世から消えました。正しくはその意識をツクヨ様に奪われ、その能力をこの世の破壊のために利用されたのです(エンド5:ロスト)」


②否定する

K「手越の言葉を否定したあなたに手越は恐ろしい形相で睨みつけました」

手越「そうか……ならば仕方ない」

K「そういった手越の身体はみるみるうちに変化しました。胴体はほとんど球体といってもいい形で6本の邪悪な長い足の先はカニのような鉤爪になっています。そして身体の上部の端からもう一つの球が前方にまるで泡のように吹き出しており、そこに三角形の3つの目や、明らかに伸縮自在な口先があることからそれがこの生き物の頭部であるに違いないと感じます」

手越「この手でおとなしくさせるまでだ!」

K「手越蘭丸、もといラーン=テゴスとの戦闘開始です。まずはSANチェック【※1d8/1d20】をお願いします」

※KPの判断で甘くしてもOKです


【戦闘】


戦闘に勝てば以下のロールと同様になります

※能力値はラーン=テゴスです※KPの判断で甘くしてもOKです

STR200 CON300 SIZ150 DEX75 INT75 POW175 HP45

1ラウンドの攻撃2回 攻撃80% 1d6+2


※人間のときに手の甲を見ると「H」と刻まれています



Ⅲ役員カードキーを持っている/オオトリに会って核心にふれた場合

K「あなたがこの扉の横にある端末に役員カードキーをかざすと、ガチャンと鍵が空いたような音が鳴ります」


【聞き耳】

→何も聴こえません


K「あなたが扉を開けるとそこはとても広く豪華な部屋でした。大きな机と大きな椅子が真ん中にあり、なにかの毛皮のようなものがあちこちの床に敷かれています」


○大きな机をみる

K「机には3つ引き出しがあり、上には『手越蘭丸』と書かれた卓上席札と、卓上カレンダー、ノートパソコン、分厚いファイルが置かれています。パソコンはスリープモードになっているようで開けばそのまま電源はついているでしょう」


○引き出し

上段・中段・下段の3つの引き出しがあります。


上段→

上段の引き出しを開けると小さな鍵がありました。

※屋上への鍵です


中段→

中段の引き出しを開けると中には小さなメモが入っていました。

見ると「password:TSUKUYO」と書いてあります


下段→

下段の引き出しは深めに作られており、中にはファイルが二冊入っていました。

一冊はとても薄く、もう一冊はとても分厚いものです。


①1冊目の内容

『NO,1 Rhan-Tegoth

中国瑞獣 鸞の血清適合

人間の姿と知能を与え手越蘭丸と名を与えた

全ての統括を任せる』

※このファイルだけ筆跡が違います


②2冊目の内容

『NO,39 大取淳(オオトリジュン) D 適合

初期投与段階で異常なし

適合後は体格や顔などが私と同一に変化…鸞と鳳凰の関係性が原因か

意思疎通可能 観察しつつ隔離して収容

今後の利用のため血清の知識を与える

※個体としては航空機操縦などに興味がある様子』



○卓上カレンダー→

ある日程まではバツがつけられており、その日程以降はなにもつけられていません

前の月をめくると全ての日程が☓になっています


○パソコンを開く→

パソコンを開くとそこに映ったのは、エクセルのようなもので整理された名簿のようでした。日付でタブ分けがされており、名前、年齢など簡単な個人情報と共に顔写真と数字が載っています。


※卓上カレンダーとエクセルの日付を照らし合わせる

卓上カレンダーのバツがつけられていない日付とエクセルの一番新しい日付は同じです


自分の名前を検索する→

※そのまま検索の場合

あなたの名前は検索されませんでした(他のPLで試しても同様です)


※日付を一日前のタブにして検索の場合

あなたの名前で1件検索がヒットし、あなたの名前と年齢、顔写真がうつります(他のPLで試しても同様です)

そしてそこに書かれている数字はX(手に刻まれた数字)でした。


○ファイル→

ファイルを開くと1ページ目に「マニュアル」と書かれていました。このファイルを読みまとめるには30分ほどかかります。もしくは、【図書館】で成功すれば全てを読むのに15分で完了するかもしれません


マニュアルの内容→


「妖瑞の血清における研究マニュアル」社外秘

1はじめに

・妖瑞の血清とは日本妖怪と中国瑞獣の血液を指す

 日本妖怪:酒呑童子、天狗、蛟、玉藻前、鵺、件、座敷童子、獏

 中国瑞獣:麒麟、応竜、霊亀、鳳凰、獬豸、白澤、九尾狐、鸞


・妖瑞の血清にはそれぞれに該当する能力が存在する

・この血液を体内に取り込むと特定の能力が活性化される

・妖怪と瑞獣は対極する存在で、お互いに打ち消す役割を担っている


2研究概要

目的:血清の適合者生成及び月夜様への奉呈


3研究フロー

①被験者回収

・老若男女問わず幅広いサンプルを用意すること


②実験

・中国瑞獣の7体の適合から開始し、完了次第日本妖怪の適合に務めること

・星の精による吸血及び輸血を行い、被験者には該当生物の印を刻むこと

・投与後は観察を行い記録をつけること


③適合者

・意思疎通が取れる者、知能がある者は研究者として利用すること

・意思疎通が困難な者、知能がない者は隔離し収容すること

※反発を行った者も同様


④不適合者

・生死問わずいずれの場合も確実に排除し地下に埋めること

※月夜様のお力により全ての異臭は感知されない


4注意事項

・施設運営及び資金調達は企業を起こし確立すること

・研究内容は研究者と社員以外に洩らさないこと

※万が一洩れた場合は早急に排除すること


5備考/血清の解薬剤について

妖瑞の血清は解薬剤によって無効化することが可能


・日本妖怪の解薬剤レシピ

 促進剤+中国瑞獣の血液


・中国瑞獣の解薬剤レシピ

 促進剤+日本妖怪の血液

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