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『妖瑞の血清』  作者: A31
妖瑞の血清 シナリオ本編 三階
14/17

⑪E(獬豸)の部屋(一般カードキー)

Ⅰ一般カードキーを持っていない

K「扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、青色に光りながら「使用中」という文字が出ます」

K「あなたがこの扉を開けようとすると鍵がかかっているようで開きませんでした」



Ⅱ一般カードキーを持っている

K「扉の横にはボイラー室の装置でみたようなカードをかざせる端末があり、青色に光りながら「使用中」という文字が出ます」


1 ノックする/声をかける→

K「あなたがノックしても/声をかけても反応はありませんでした」


2 開けようとする→

K「あなたがこの扉の横にある端末に一般カードキーをかざすと、ガチャンと鍵が空いたような音が鳴ります」


【聞き耳】何も音は聴こえません


K「扉を開けると、真ん中に腰の高さほどある台の上に置かれた透明な箱のような物が見えます。それ以外にはなにも置かれていない殺風景な部屋でした。光が反射していてこの場所から詳しく見ることは出来ません」


3 箱に近づく

K「その箱には長い一角が保管されていました。箱はガラス製のようですが、中の角に触れるためにはこのガラスを割るしか方法はなさそうです」


【知識】その角は黒い牛もしくは少し大きな羊の角のようだと思います


4 ガラスを割るだけ

K「あなたがガラスを割ると粉々に破片が飛び散り床に落ちるでしょう。そこには空気にむき出しとなった禍々しい角の先が天を向いています」

※この状態だけでは特に変化はありません



5 角に触れる

K「あなたがガラスを割り、むき出しとなったその角に触れた瞬間、空気が一変したような気がしました。突然あなたは膨大な恐怖に襲われ狂気状態となります」

【狂気ダイス】

狂気の内容 1d10でターン数を決定

1気絶あるいは金切り声の発作

2パニック状態で逃げ出す

3肉体的なヒステリーあるいは感情の噴出(大笑い、大泣きなど)

4早口でぶつぶつ言う意味不明の会話あるいは多弁症(一貫した会話の奔流)

5探索者をその場に釘づけにしてしまうかもしれないような極度の恐怖症

6殺人癖あるいは自殺癖

7幻覚あるいは妄想

8反響動作あるいは反響言語(探索者は周りの者の動作あるいは発言を反復する)

9奇妙なもの、異様なものを食べたがる(泥、粘着物、人肉など)

10昏迷(胎児のような姿勢をとる、物事を忘れる)あるいは緊張症(我慢することはできるが意思も興味もない。強制的に単純な行動をとらせることはできるが、自発的に行動することはない)



コマバヤシ「僕の角に触った?」

K「あなた達はその声に鳥肌が立つのを感じます。確かに誰もいなかったはずのその部屋の奥に、10代くらいの少年が立っていました」


コマバヤシ「僕の角に触ったよね?」

K「あなた達の返答を無視/待たずに少年はゆらりと近づいてきます」


コマバヤシ「あーあ……もしかして僕達のこと知らなかったのかな。可哀想に……。僕はコマバヤシ、宜しくね」

K「少年はがにやりと笑うとその小さな身体がボコボコと膨張し、濃くて黒い体毛がブワッと生えました。その姿はまるで黒い牛もしくは少し大きな羊のようです」


コマバヤシ「君たちのことは知らないし、恨みもないけど、いけないことをいたら罰を受けるのが筋ってもんだから。それじゃあ、さよなら」

K「コマバヤシとの戦闘です」


【戦闘】

コマバヤシの能力値は人間ではなく「大きな牛」です


能力値・・・STR20 CON13 SIZ20 DEX10 POW10 HP16 回避40

武器・・・50%で角で1d6の突進をしてきます。基本攻撃後は回避できません。


※【心理学】→明らかな殺意を感じます

※コマバヤシの手の甲を見ると「E」と刻まれています

※この部屋からは他に何も見つかりません

※戦闘後気絶もしくは死亡の場合人間の姿に戻り、角は粉々に破壊されます



※解薬剤を飲ませる(戦闘時は不可能、殺さず気絶状態の時に可能です)

あなたがコマバヤシの口に解薬剤を流し込むと、手の甲に書かれていたEという字がジワジワと消えていきます。

そして獣の姿がみるみるうちに先程の小柄な少年に戻りました。

貴方は彼を抱え、この部屋から連れ出すことが出来そうです。

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