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ぬいぐるみを挟む百合
幼いころからぬいぐるみを抱いていないと眠れず、彼女との旅行にも持ってきた。
お気に入りの猫のぬいぐるみは彼女にやけに気に入られてしまい、就寝前になっても返してくれない。
とうとうむくれたわたしに彼女は
「じゃあ、ぬいぐるみを抱いてるわたしを抱けばいいよね」
とにこり。
すべては策略だった。
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あとがきです。
合宿にぬいぐるみを持って行ったところ、
意外と人気が出てしまい、
あっちこっち人の手をたらいまわしにされた経験から書きました。
片方が策士な百合っていいですよね。